青色日誌

青色日誌

新時代

2022年05月02日 | 本番記録
一昨日の895日振りのレアサウンズの本番。
本当にいろいろな思いがありました。

ただ、以前のような本番記録を、
今回も残しておこうと思うのですが、
何分そんな記録を綴るのも、
895日振りなのでどう書いたら良いのか、
実は迷って1日置いてしまった次第。

なのでまずは、
コンサート当日リーダーの挨拶として
お話しさせて頂いた事を書き記したいと思います。


 この様な社会情勢にもかかわらず
 実にたくさんの方にご来場いただき、
 本当にありがとうございました。

 今日初めてお越しいただいたお客様には
 パンフレットの私の挨拶の書き出しが、
 お久し振りですと言う間違った表現であった事、
 お詫び申し上げるところではありますが、
 なにぶん530日ぶりのコンサート開催に、
 どうしてもそんな気分になる事をお許し下さい。
 (ここで530日と間違えてしまいました)

 忘れもしない2020年2月19日、
 私たちのレアサウンズジャズオーケストラは、
 練習の中止を早々と決めました。

 よく言えば慎重派、
 実のところは臆病な性格の私でありましたので、
 他の社会人ビックバンドの方々や、
 吹奏楽などの団体がまだ活動している時期でしたが、
 きっぱりとその時中止を決め込みました。

 その後2年もの間、
 ほとんど練習することもなく、
 毎週会っていたメンバーと疎遠になってしまうと言う
 実に異例な時代を過ごしました。

 コロナが始まった2020年も、
 ゴールデンウィークのコンサートを
 企画していましたが当然のことながら中止。
 会場として予約をしてあったこのガスホールの
 キャンセルのためその2020年4月に伺いました。

 ところでこの規模の立派なホールになると、
 特に土日は1年前に予約が必要になります。
 そこでその2020年4月のキャンセルに伺った際、
 「いくらどうでも」来年は開催できると信じ、
 2021年4月の予約をしました。

 ところが、ご承知の通り、
 2021年4月はとてもコンサートなど開ける状況ではなく、
 再びそのキャンセルにこの会場に訪れました。

 そして「いくらどうでも、いくらなんでも」
 2022年4月にはコンサートを開きたい!と願いを込め
 今日の予約をしたのでした。

 年が明けて今年1月中旬
 オミクロンが爆発をしてしまい
 コンサートはおろか練習さえも出来る状態でなく、
 その時点でコンサートの開催を断念しました。

 ただ、会場のキャンセル料が、
 その1月の時点とイベント開催日の1ヵ月前、
 すなわち3月30日までは変わらないと言うことを知り、
 様子を見ることに。

 残念ながらコロナの状況は劇的には変わらず、
 どうすべきかと迷いに迷う日々が続く中、
 ある日このままではバンドが消滅してしまうと言う
 危機感に襲われ急遽開催することを決め、
 今日のコンサートの実現となりました。

 これからは新しい時代に向けて、
 そして何より我々レアサウンズは50周年に向け、
 練習を重ねてまいりたいと思いますので、
 どうか皆様方にはくれぐれも健康にお過ごし頂き、
 可能な範囲でまた声援を送って下さると有難いです。

 本日のご来場誠にありがとうございました。


と言う内容でありました。

ただ正直なところ1点事実と違う所がありました。
それはバンドが消滅してしまうと言う危機感云々の所。

実際はコンサートの開催を決意したのは3月25日。

その日の記事を見ていただければわかるのですが、
迷っていた気持ちを亡き母が後から押してくれた様な、
そんな気持ちから決意したのでした。

副代表と葬儀場で電話をしたり、
火葬場でメンバーにメールをしたり、
実姉がこれを見たら怒るかもしれないですし、
皆さんにもなんと非常識と思われるかもしれません。

ただ子供の頃から音楽に理解の深かった母でしたし、
レアのコンサートもよく見に来てくれた母だったので、
自然に前向きに準備に入れました。

とは言え全く白紙の状態から、
1ヵ月でコンサートまで持ってくと言うのは、
今までありえないことであったので、
当然様々な心配はつきまとうばかり。

改めて思うに、
本当にメンバーの努力のおかげで、
あれだけのことができたと言うのは、
手前味噌ですが誇りに思える日となったのでした。




そんなコンサート当日は快晴!



通勤でホールが入るこのビルの前を通るのですが、
この日ばかりは何か違った風景に見えます。

全てが895日振り。
なので搬入からセッティングなどが、
ひょっとすると時間がかかってしまうと思いきや、
実に実に順調に進みます。





ただ895日前と決定的に違うのが受付。



この光景もいち早く過去の思い出になってほしい。

この他にも、出演者の連絡先を、
ホールに提出する義務があったり、
換気のための時間が必要であったり、
当然安心のためすべて遵守して準備しました。

何より今回の整理券は、座席数の半分。
これはホールからの要望ではなく、
レアサウンズ独自の定めたルールでありました。
結果的には180名ほどに入場いただき、
ほぼ半数の計画通りの埋まり方で有りました。


そして895日はこんな事も変えていました。



ホールロビーから北の方向を見た景色。
今池の交差点の北西角のビルがなくなっていました。

毎日通っている交差点ながら、
上から見る景色には新鮮な感覚。
来年もこの場所を予約をしていますので、
何が建っているのか楽しみです。



そして音響さんのシステムも、
1部新しいものに変わっていました。

特にこの写真のスピーカーは今回初めて使うと。

きっとコロナの時代に、
こういったイベントの関係のお仕事は
大打撃であったろうにもかかわらず、
こうして新しい機材を揃えがんばっておられる
その姿に刺激を頂きました。


リハーサル。



ここからの光景はやはり気持ちが良い!
1人悶々と個人練習をしていた時に、
いつこの光景が見れるのかと
ただただ待ち望んでいた時期もあった事を思うと、
今この場に立てる事の幸せをひしひし感じたのです。


ところで今回のコンサート、
入場料金を無料で開催にしたのは、
大きく2つの理由がありました。

 1つは今まで応援をしてくださった、
 多くのレアサウンズのお客様に対して、
 感謝とお礼の気持ちを込めて。

 そしてもう一つは、
 万が一メンバーがコロナに罹患して、
 開催ができなくなった場合を考慮して。

そんなことからも無事に開催できて、
今は安堵の気持ちしかありません。


リハーサル終了後記念撮影。



随分メンバーが若返り、
私があと何回この写真に入る事ができるかわからないが、
少なくとも50周年までは頑張らなければと思う次第。


開演!



この緊張感はやはりたまらない!

私はいつも緊張すると書いてきたが、
今回のそれはいつもとは違うものが当然あった。

ただただ無心で吹き続けたが、
ここでも周りのメンバーの演奏力に助けられたのです。

特に今回特筆したいのは、
コロナの最中に定年退職をした同期ピアノ君。

本人にも話したことなのだが、
どこか仕事の呪縛から解き放たれたような、
そんなのびのびとしたピアノの音が聞こえた。

どうやら本人もそんな意識があったようだが、
それはそれで私には微笑ましい思い出となったと同時に、
音というのはどんな楽器でもその人の心の状態を、
映し出す物なんだなという事を、
この年齢になって気付く事ができた思い。

となるといったい私はどんな音だったのであろうか…




ともあれ無事にアンコール。
テーマとしている曲を吹いている時、
つい込み上げてくるものがあったのは事実。

余りにも色々あった最近の私の心の中を
洗い流してくれた様な気持ちになりました。



終演。

開演前もそうでしたが終演後、
ロビーでお客様としばしの談笑をしたのですが、
ビックバンドをやっておられる仲間の皆さんとの、
どこか久しぶりに開催した同窓会の様相に、
こういった側面からもやって良かったと思った次第。

我々のこの演奏会がきっかけで、
周りの皆さん方も活動を活発化して下さったら嬉しいと、
少々おこがましいがそんな思いを抱きました。



改めて開催できた事の喜びを感じ、
1ヵ月で仕上げてくれたこのメンバーに感謝し、
重ねて重ねてお越し下さったお客様に御礼申し上げます。

本当にありがとうございました。
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