去り行く人に

今朝、朝食の味噌汁を食卓に運んで並べてた私の目に、合同一面のファンボ監督解任への文字。
思わずお椀をこつんとテーブルにつっかけてしまった。こぼれなくてよかった。

やっとか。って感じ。

去り行く人に厳しい言葉を投げかける必要はない。
だが、彼が去るのが遅すぎたのは事実。
この戦力をもって、この成績。
今年は大分が再生する大きなチャンスだったはず。
そのチャンスをみすみすつぶしてしまった責任は、ファンボも多大に背負っていると思う。
大分はこの一年何をしてきたのか。

私は今年、「来季ファンボが監督だったらシーパス買わない」と関係者に言ってしまった。
「○○だったら買わない」というのは大嫌い。
そんな言葉だけは決して使わないと決心していたのに、今年はとうとう。。
もう我慢の限界だった。

最近のファンボが、試合中青いタオマフを巻いていることが不快だった。

だけど・・
今夜のニュース映像でタオマフを巻いてアップになった彼の顔をみて
彼は彼なりに純粋にトリニータを愛しているがゆえのタオマフなんだろうな・・って思った。

やめてくれと願った相手でも、
決まってしまった後では、トリニータに全てを捧げた一人の男性だった。

やめる人を悪くいってはいけないっていう、そんな社会の礼儀みたいな気持ちからでなく、
時間はかかったけれど、いまやっと、「いままでありがとう、お疲れ様」って言葉が素直に口から出てきそう。

何度かお話したことはあったけれど、いつも優しい人だった。
ただ監督という仕事がむかなかっただけ。
もし機会があったら、ちゃんとお礼は言おうと思ってる。