フィジコの手袋

以前も書いたけど、フィジカルコーチの動きがとても気になる。

去年までは試合中も練習場でもコーチはあまり見なかった。
でもシャムスカが来て以来、スタッフが何をしているのかすごく気になる。

シャムスカのかわりにマルセロが試合前半を高いところからみて、ハーフタイムに修正するのはあまりにも有名。
シャムスカ自ら、「ビジコーチ」なるソフトを使って、戦術分析をしている様子をテレビカメラに公開したりしたこともあったよね。

何より、選手がたった25人しかいなかったトリニータに、Wフィジコの体制をしいた。
以前からいるクルスは実はブラジルでも優秀なフィジカルコーチ。
なのに、今ほど存在が目立ってなかった気がする。
やはり「少人数のクラブだからこそ、フィジコを二人体制にした」ってことが注目をあびた。
宮崎キャンプにいった時も新しくきたジャフェを目でおっていた。
あの時はオズマールとお話しながらずっと二人でランニングしてたな。


試合当日、クルスとジャフェはいつも練習時間より早くピッチに現れる。
二人で芝生の上にいき、なにやらお話したあとひきかえしてくる。
練習が始まるまではシャムスカや他のコーチ陣と談笑。
練習が始まると、二人はピッチの中央を歩いていく。ゴメスたちは選手の練習につきあうのだけど、二人はバックスタンド側の中央に陣取り、じっと同じ場所に立ったまま練習している選手達に目を配っている。
このときジャフェはよくボールに片足をかけているんだよ＾＾

試合後、シャムスカは勝っても負けても選手を暖かくむかえる。一人一人肩をぽんぽんって叩きながら労をねぎらう。
その時ジャフェはいつも隣で同じように選手を迎えている。
でも、ジャフェが選手を迎えるのはその時だけじゃない。

試合中のジャフェはベンチの後ろに立っていることが多い。
彼が動きだすのは主に後半。選手交代の時だ。
シャムスカが動きだし、選手が交代しそうになるとジャフェは腕時計をみながら出入り口へ移動し始める。選手がひきあげてくると、一人で拍手をしながら選手を出迎え、ねぎらいながら中へ消えていく。

この前まで、私は勝手に感動していた。
「ジャフェって、選手交代の時も一人で出迎えにいって、労をねぎらっているんだね。優しいなあ。」って。
でも、この行動は、彼の仕事だったみたい。

一旦中に入った選手はしばらくするとユニを着替えてベンチにもどってくる。するとジャフェもその後ろをついて帰ってくるのだ。
その時のジャフェは、白い手袋をはめている。
手にぴったりくっつくゴム状のようなもの。

そのまま手袋をはめて観戦したりしている。
また次の交代選手がでると、腕時計をしきりに見ながら出入り口へ移動し、彼をむかえ、一緒に中へ・・。

そっか、疲労がたまった選手に何か処置をしているんだね。
この前、サカダイだかサカマガかに、ジャフェが血液検査をする話がのっていたけど、それなのかしら・・。
それとも疲労回復させるための処置？？

実は練習場でも白い手袋をはめているのをみたことがある。
どんな場面だったのかは忘れたけど。
何もわからない私は友人と「なに手袋はめてんの～～？」と笑っていた。
もしかしたら、フィジカルトレーニングの時だったのかな。

フィジカルコーチのお仕事って、ぼんやりはわかるんだけど、実際、見えないとこでどんなことしてるんだろ。医学の知識とかも必要なのかな。
他のコーチ陣の、普段見えない部分のお仕事も気になってしまう。
ポルトガル語はまだ挨拶くらいしかできないけど、しゃべれるようになりたいなあ。聞きたいことが山ほどある。
とりあえず、手袋のことを聞いてみようかな。

一番知りたいのは、ジャフェとクルスの仕事分担について。
きっとやろうと思えばやりたいことってコーチ達にはいっぱいあると思うんだ。
二人体制ってことで以前じゃやりたくてもできなかったことをクルスはできるようになったんじゃないかしら。そんなとこも聞いてみたいな。

でも・・・その前に・・・
「クルスとゴメスの顔の区別がつくようになること」
これが私の課題だな・・orz