青木の犬考手帳

貴志川ドッグスクール 公認一級訓練士 青木純二
問い合わせ先 和歌山県動物愛護センターホームページを参照

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盲導犬刺傷事件に思う

2014-09-10 | Weblog
今朝のニュースで全盲の女学生が白杖に引っかかった男性にいきなり足を蹴られて全治3週間の怪我を負った、とありました。
先日も盲導犬が何者かに刺されて負傷する事件がありました。
世の中、何かおかしいですねぇ。
盲人の持つ白杖は「目が見えません、気をつけて下さい」と目立つ為に白く塗られているのです。
このニュースを見て思ったのは「どうせスマホでも見ながら歩いていたのでは・・・」という事です。
刺された盲導犬「オスカー」はアイメイト協会で訓練された犬でした。
ここは日本で最初の盲導犬「チャンピイ」を作った訓練所で、
私も昔「さようなら僕の犬ロッキー」という映画の撮影をお手伝いした事がありました。
オスカーが刺された時に悲鳴を上げなかったり、吠えなかった事が話題になっています。
盲導犬協会に「吠えないように訓練するのは動物虐待だ!」という抗議の電話が入っているそうです。
盲導犬は「吠えない訓練」はしません。
日頃の訓練と人間との信頼関係が培われた結果として吠えないのです。
初代盲導犬のチャンピイも秋田犬に咬まれた時も悲鳴も上げず、暴れもしなかったそうです。
家庭の犬であっても吠えた事を叱って育てるよりも、
吠えなくても良い環境を作り、吠えなかった事が正解だ、と習慣付ける事が大切です。
我が家の神威はもうすぐ4才になりますが、この4年間で吠えた事はおそらく10回無いと思います。
でも警戒心が無いわけではなく、1才くらい時に妻が夜「郵便出して来るから用心棒」といって連れて出ました。
以前から「番犬にならないんじゃないの~」と云っていた妻でしたが、
帰って来た時に「神威が吠えた、ちゃんと声が出た!」と喜んでいました。
ポストの近くにあるタバコの自動販売機で男性がタバコを買っているのを見て「ワン」と一声やったそうです。
盲導犬も一般家庭の犬も大切な事は「飼い主との信頼関係」です。
私のしつけ方教室では叱って矯正するよりも、
「それが出来ないように工夫して、正解が出来たらばタップリと褒める」事を教えています。
以前も書きましたが「叱る、怒るは犬に“やっている事、やろうとしている事を止めさせる”合図」なのです。
ですから制止命令「ノー!」は強く一瞬で、褒める言葉「グード!」は気持ちを込めてかけてやりましょう。
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