青木の犬考手帳

貴志川ドッグスクール 公認一級訓練士 青木純二
問い合わせ先 和歌山県動物愛護センターホームページを参照

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「抱っこ」について

2007-10-25 | Weblog
最近気になっているのですが、小型犬(仔犬ではなくて、成犬)を抱いて歩いている方をたくさん見かけるのです。人混みや町中だけではなく、公園や普通は散歩コースと思われる場所でも”抱っこ”しています。引っ張り問題や他人や車を怖がる、などいろんな原因があるのかもしれません。また、その抱き方も人間の赤ちゃんを抱くように犬のお腹を上に向けて抱いている方が大半です。確かにしつけをする過程で、飼い主に腹を見せる(鼠径部呈示という)事を習慣化する為に、この様な抱き方をする事もありますが、飼い主との信頼関係が出来上がっている犬については”正しい抱き方”で抱いた方が良いと思います(犬の抱き方はサイトや本に書いてあるので略します)。逆に飼い主に対して我が儘な犬や攻撃性の強い犬をいつも抱いていると、ますます我が儘がひどくなったり強気になったりする事があります。特に、常に肩よりも高い位置=目線が飼い主と同じか高い位置、にする事は犬に「自分はエライ」と勘違いさせてしまう場合もあるのです。抱っこした犬を他犬に会わせる時に、抱いたまま上から接近させようとすると、相手は”威圧された”と思い、警戒して逃亡や攻撃に移ります。もっと気になるのは、そんな事よりも、”ヌイグルミ感覚”で生き物を扱う、犬の都合よりも自分の好みを押しつける、そんな飼い方の現れなのではないでしょうか。やはり犬は、元気に自分の足で歩いている姿の方が馴染めます。
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ひとつの死

2007-10-16 | Weblog
一頭の犬が先日亡くなりました。下半身不随となり寝たきりで2ヶ月間頑張りました。私も可愛がっていた子だったのですが、残念です。今までにどれだけの犬達を見送ってきたか数え切れません。昔訓練を始めた頃に私の師匠のY先生に「犬の寿命は短くて、これから先彼らの”死”と直面していく自信がない」と話しました。その時先生が「犬の寿命が人間よりも短いのはどうしようもない事で受け入れるしかない。その犬との時間を悔いの無い様にする努力とプロであれば次にどんな犬と出会えるか、を希望にしなければいけない」と云われた事が今でも耳に残っています。子供の頃から種々雑多の生き物を飼育してきましたが、例え害虫であっても殺すのがつらくなってきたのは年のせいでしょうか?”ひとつの生命”と触れ合う事は”ひとつの死”を受け入れなければならない宿命かもしれません。愛犬をしつける、という事は一緒にいる10数年という時間を楽しく過ごす為、と考えて下さい。犬達はアッというまに成長してしまいます。愛くるしい仔犬から数ヶ月でツッパリ小僧に変身してしまうのです。愛犬を甘やかして”問題犬”にしてしまうのは、飼い主さんの我が儘であり甘えです。生き物を飼育する、という事は殺生与奪の権利を与えられた事です。でも、人間は神ではないのです・・・・。亡くなった子にひと言「2ヶ月間よく頑張ったねぇ!アステありがとう!!」
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