青木の犬考手帳

貴志川ドッグスクール 公認一級訓練士 青木純二
問い合わせ先 和歌山県動物愛護センターホームページを参照

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犬のしつけ方⑬

2007-02-28 | Weblog
前回の続きです。前回とは矛盾した事を書きますが、犬を叩いても良い時、イヤ叩かなければならない時もあるのです。ひとつは極度に興奮し、見境が無くなっている時、二番目が飼い主に本気でキバをむいてかかって来た時などです。一番目のケースでは犬に気がつかれない角度(例えば背後)から、ムチの様な物(革製リードなど)で強打するのです。但し、生半可な叩き方では興奮を増すだけです。犬に傷を負わせずに一発目で確実に効果を出さなければなりません。そしてその後のフォローの仕方が難しいのです。犬は自分の周りで起きている現象と自分の身に起きた事、それらを関連付けて学習する(但し自分に都合良く)能力がとても優れています。ある時は叩かれたけど、今回は声だけだった、この前はとても痛かったけど、今日は何ともなかった、など一貫性の無い罰はかえって犬を混乱させ、不信感を募らせるだけなのです。罰するという事はそれ程難しい事で、普通の飼い主であればご褒美で褒めてしつける方が確実で楽なはずです。
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イヌのしつけ方⑫

2007-02-19 | Weblog
従来のしつけ方や訓練方法は「強制訓練」と云われています。何が「強制」か考えてみました。それは犬に徹底して形を叩き込むからでしょうか。やってはイケナイ事をすると叱られる、叩かれる、だから云う事を聞くのです。でも古い訓練本を読むと「褒める事」が如何に重要かが書かれています。また、犬の性格に合わせた訓練が大切である事も書かれています。私の訓練では、犬がやってはイケナイ事をした時に罰を与える事は基本的にはやりません。やってはイケナイ事をしない事を褒める方法を取ります。例えばゴミ箱をイタズラする犬がいるとします。普段はゴミ箱を犬の届かない場所に置きます(犬に失敗をさせない為です)。人が100%コントロール出来る状態(犬にリードを付ける)で、ゴミ箱を置きます。リードはゴミ箱にギリギリで届かない長さに調節して、観察します。ゴミ箱に行きたい犬が頑張っても届きません、引っ張っても、引っ張っても届かない、諦めてやめた時にすかさず名前を呼び、褒めてご褒美を与えるのです。犬に考えさせて、犬が導き出した答えを評価してやる、これが犬の自信につながるのです。
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思いでのイヌ達⑦

2007-02-19 | Weblog
すっかりサボってしまいました、すみませんm(..)m
アメリカにいる間にケーラー・メソッドという訓練方法を教える学校に行きました。校長の父親のウイリアム・ケーラーが確立した訓練方法で、彼はディズニープロダクションの訓練チーフや陸軍軍用犬の訓練指導教官などをやった訓練士でした。その頃は現在の「陽性強化法」は確立されておらず、日本の訓練方法と大差ない、という印象を受けたものです。ただアメリカの訓練士の犬の褒め方が上手いのには驚きました。以前このブログで写真を紹介したハスキー犬のターニャを連れて行っていたのですが、実は向いの家にいたブルテリアのビリーを最初は連れて行く予定でした。しかし、あまりの凶暴さに断念しました。彼は庭に10mぐらいのワイヤーに通した鎖で毎日走り回っていました。そしてワイヤーが結ばれている木の1.5m程の高さにある枝にジャンプして咬み付き、ぶら下がるという荒技の持ち主でした。この犬種のアゴの強さには驚愕しました。
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