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ヌカエビと思っていたら、外来種のシナヌマエビ(1/2)

2013-09-28 22:52:17 | 日記

 「メダカ(最大級)」という記事でヌカエビとしていたエビは、通称「シナヌマエビ」「カワリヌマエビ」といわれている外来種のエビでした。
※お気づきの点ありましたらご指摘ください。※

 少し長くなりますが、シナヌマエビの存在を知った経過から
経過など見たくない方は★まで進んでください。

○ヤマトヌマエビとミナミヌマエビ
 当時、水槽の植物についた苔を減らすため、苔を食べてくれる生き物を検索したところ、「ヤマトヌマエビ」「ミナミヌマエビ」が苔を食べてくれることが分かりました。
 ヤマトヌマエビは、ミナミヌマエビに比べると大きく、苔取り能力も高そうでしたが、繁殖には海水が必要なので、水槽内では繁殖しないし、ペットショップで売られている個体があと何年生きるかわからない。自分の30cm水槽にはちょっと大きすぎるサイズ。
 ミナミヌマエビは、金魚に食べられるほど小さいので一緒に飼える生物が限定されますが、水槽内で繁殖すればその後の購入は不要となり、長い目でみれば経済なのでミナミヌマエビを捜すことにしました。

○ミナミヌマエビを求めて
 当時(2019頃)、近くのホームセンター等でミナミヌマエビを探しましたが、取り扱っているお店はみつかりません。インターネットの通販ではミナミヌマエビの取り扱いはあるものの、到着した時に大半が死んでいる可能性と送料を考えると高く感じていました。(探し回るガス代のほうが結果としては高くついた・・・)
 そのうち、関西ではミナミヌマエビが、ブツエビと呼ばれ、海釣の餌として売っていることを知り、運よく関西に出かける機会にも恵まれました。

○ブツエビを買いに関西へ
 釣具店では、初冬という時期が悪かったのか、残念ながら入手できませんでした。
 釣具店の方は「今のブツエビは輸入されたエビで、日本のブツエビと違い、光から逃げようとして海に潜らない。代わりに―――」とブツエビが輸入されたエビであることを教えてくれました。

○シナヌマエビの存在を知る。
 この釣具店の言う、「輸入されたエビ」が「シナヌマエビ」です。帰宅後、ミナミヌマエビ関係のサイトを読み返すと、「シナヌマエビはミナミヌマエビとして売られており、日本国内で繁殖している場所もある。」との記述がありましたが特段気にしていませんでした。
 結局、ネットでミナミヌマエビ(四国産)なるものを購入。心配していたエビの死亡もなく、到着時には全部生きていました。一緒にヒノキの葉っぱが入っており、水が動いても葉っぱにつかまれるため体力を消費せずに済んだのが良かったのだと思います。

○ミナミヌマエビ(四国産)として売られていたエビ

 最初は、十数匹を購入。半分を水槽へ入れ、残りは屋外のバケツに放置し冬の4カ月間餌やりも水交換もしませんでしたが、全部元気に春を迎えました。
 エビは産卵もして子供も生まれ育ちましたが、3年ほどで全滅しました。
 結局、ミナミヌマエビ(四国産)として売られていたのは、水槽内で繁殖したことを考えると「シナヌマエビ」でした。

★ヌカエビ(実はシナヌマエビだった。)

 ヌカエビと思ったエビ(実はシナヌマエビ)を採取した所は、谷津の支流の最も奥にある池?で、雨水しか流れ込まず、下流につながる水路もない閉鎖環境。
 エビは、一掬いすれば10匹以上が網に入りました。ほかにアメリカザリガニ(大のみ)、メダカ(大のみ)がほんの少し取れ、エビはイモリの餌として数十匹を持ち帰りました。

 ヌカエビと思った理由は、以下の3点です。
 ①関東にいるのはヌカエビ(ミナミヌマエビは関東に自然分布していない。)
 ②その地区がヌカエビの生息地であることを本で知っていたことや、近くの地区でヌカエビを採取した経験がある。
 ③谷津田の奥に行くだけでも面倒なのに、シナヌマエビを放流する輩はいないだろう。
 ※シナヌマエビは、ほぼ直射日光の当たらない水草入りのベアタンクに投げ込みフィルターと足し水のみで、1年以上生き続け繁殖もしていました。
 ※後日、同条件でヌカエビ(本物)を飼育しましたが、半年で残り1匹となりました。抱卵もなかったと思います。

○シナヌマエビと調べたきっかけ
 イモリ水槽には別の場所で取ったヌカエビ(本物)が既にいて、ヌカエビ(偽物)を入れた際には以下のことには気づきました。
 ・背中の曲がり具合が違うが、地域差とかだろうと気にしませんでした。
 ・ヌカエビ(偽物)の触覚がヌカエビ(本物)に触れると、ヌカエビ(本物)がすごく反応していました。
 上記2点は気づいていたものの、きっかけは、知人にメダカとヌカエビ(偽物)を譲ることでした。
 もし、ヌカエビが本当はシナヌマエビであれば、放流しないようにしてほしいと思い素人なりに判別しようと思いました。

○シナヌマエビの同定
 ネットでヌカエビ、シナヌマエビについて調べると、ミナミヌマエビとシナヌマエビの違いに関しては、いくつかのサイトで情報があり非常に役立ちました。それらのサイトで情報を便りに判別しました。
この後は、勉強させていただいた様々な違いは省かせていただき、自分が見分けに用いたポイントを書かせていただきます。
肉眼でも分かる腰の曲がり具合
・ヌカエビの腰は「」のように明確に曲がっているが、シナヌマエビは曲がりが緩い。これが一目でわかった為、頭の中ではほぼシナヌマエビであると整理されると同時になぜあのような場所にシナヌマエビが居るのか疑問が発生しました。
目の開き具合
・ヌカエビは目が180度に開いている離れ目。シナヌマエビは目が付け根から広い角度のV型で斜め前を向いている。エビが動き回るので肉眼では確認できず、デジカメに頼りました。
外肢の有無
・ヌカエビは足の付け根から毛みたいな足(外肢)が生えているが、シナヌマエビには存在しないらしい。決定的な証拠のようですが、自分は確認できませんでした。

次の記事ではヌカエビとシナエビの写真比較と谷津の上流閉鎖水域になぜシナヌマエビがいたかについて考えます。


イモリ幼生のエラの変化

2013-09-22 00:52:58 | 日記

イモリは生まれた時はエラ呼吸、成長すると肺呼吸となり、その過程でエラがなくなります。
中途半端にエラが残っている個体を見たことがないので、恐らく成体への脱皮の際にエラはほとんど無くなってしまうようです。
成体脱皮後もエラがあったことが分かります。

○幼生イモリ
立派なエラがついています。サンショウオと見分けることができません。アホロートル(ウーパールーパー)と言われても信じてしまいます。



○成体への脱皮後のイモリ
耳のあたりにエラの痕跡が残っています。
体にブチ模様があるのがイモリだと聞きました。サンショウオはブチ模様がないとのこと。


・イモリでもエラが退化せず、アホロートルみたいな姿で育った個体をネットで見かけたことがあります。。九州で捕ってきた個体、5匹中1匹が、上陸せずにどんどん大きくなっており、もしかしたらと思っています。
・変態後の鰓なしアホロートルは気持ち悪いです。(余りにも気持ち悪いのでリンク設定は止めました。)
・アホロートルの成体は、数年前に「かすみがうら市水族館」で見たことがあります。入場料は安いので興味のある方は是非!


子イモリ

2013-09-13 07:32:23 | 日記


大分県西部地方産
水生昆虫の学習に使われている場所で、ずっとイモリは取れなかったが、今年はイモリが取れるようになったと聞いた。
一見、イモリが住んでいるとは思えないような場所で、親イモリの姿は確認できない。
イモリ以外にはオオナカダモと水生昆虫しか確認できない。イモリは誰か放したのが繁殖したものかもしれない。
8月下旬に、5匹持ち帰り、4匹が上陸したが、上陸後1匹だけ、生き餌も食べずにミイラ状態。
何とか餌を食べさせてやりたい。今のところ冷凍赤虫、生き赤虫、ミジンコ、ボウフラ、刺身どれにも興味を示さない。唯一、ボウフラが羽化した蚊には捕食しようとする行動が見て取れたか成功したところを見たことがない。