MOONLIGHT MILE

「MOONLIGHT MILE」
太田垣康男著　ビッグコミックス
現在23巻まで刊行



簡単に言えば月開発に関わる人達の話です。
この表紙だと少女漫画風だと勘違いされそうですが
実際はかなりハードな絵と内容です。

大人版「宇宙兄弟」という感じでしょうか。
でも宇宙兄弟よりもかなり面白いです。
宇宙兄弟の内容が薄く感じてしまうくらいの圧倒的な内容の濃さ。
…面白すぎます。

とりあえず今年読んだ漫画の中ではNo.1です。
といっても今年はまだ２ヵ月しか経ってませんけどね。


ビッグコミックスペリオールでの連載なのでセックス描写も多いので
ゴルゴ13っぽい雰囲気もちょっとかもし出してます。
当初は現実的な話で進んでいましたが、
後半は寺沢武一の「コブラ」のように完全にSF化してきました。
コブラよりもっと複雑で深いんですけどね。

宇宙での物理現象でいうと
現実的にはおかしな描写も多いらしいのですが、
それに関しては面白いのでどうでもいいです。


しかしせっかくこんなに面白いのに
知名度は低いんじゃないでしょうか？
一応アニメ化はされていますが、
たぶん宇宙兄弟よりも知られてないですよね。
もったいない。

これはやっぱりタイトルが悪いんじゃないでしょうか。
MOONLIGHT MILEって覚えにくいですもん。

荒川アンダー ザ ブリッジ

「荒川アンダー ザ ブリッジ」
中村　光著　ヤングガンガンコミックス
現在１２巻まで刊行。



まぁ、文句なしに面白いです。
最初はギャグマンガとしては
少し中途半端感が否めない印象でしたが、
１１巻の金星へ行くくだりあたりからの行ききった感！
完全にあそこで一皮むけましたね。面白いです。

回が進むにつれて、荒川の住人も少しずつ増えていくんですが
みんなキャラクターが立っています。
なんだか壮大な秘密が隠されているみたいなのですが
いったいどこまで本気なんでしょう…
結局伏線を回収しなくても全然気にしませんけどね。
そんな漫画じゃないし。


ドラマ化の際、原作ファンの小栗旬が
自分からカッパ役を申し出たのもうなずけます。
(同キャストで明日から映画も公開）

（星役は山田孝之）


作者の中村光さん（女性）はあの「聖☆おにいさん」も描いてるんですよね。
すごいなぁ…どっちも面白いなんて。
１本でも大変なのにあのレベルのギャグマンガを２本ですよ！
きっとものすごく才能がある方なのでしょうね。

単行本の著者近影を見ても分かると思いますが
美人という噂もある中村さん。
単行本が出るたびにサイン会をされているようなので
今度サイン会あったら行ってみたいなぁ。

…でも中村光さん、現在産休中なんですけどね。