あをぢる。

青い汁

100億円

2008年08月27日 07時07分07秒 | MOVIE
「仮面ライダーキバ」にはまってしまったので
キバの前作の「仮面ライダー電王」って
どんな内容なのか気になって全話見てみました。


平成ライダーシリーズの中でも
DVDやCDや映画など商業ベースで1番成功した作品らしく
なかなか内容も複雑で、たくさん用意された伏線も
最終話にはきちんと回収されていて
非常に面白かったですね。

前作も含めて見ていると、道路でのシーンなどで
本物の車を何台も破壊してたりしているし
何通りにもフォームチェンジするので
電王の衣装だけで何パターンもあるし
敵の怪人の衣装も1話だけな割には高そうだし
さらにCGもふんだんに使っているので

早朝放送の子供番組なのに
いったいどうしてこんなに制作費があるんだろう?
と不思議に思いながら見ていたのですが

なんと、変身ベルトなどに代表される
ライダーグッズの売り上げは

人気のあるシリーズならそのシリーズだけで
100億円以上もの売り上げがあることが分かりました。
(電王はベルトだけで50万個以上売れた)

すごい…すごいマーケットだ…
おいしすぎるぞ…

そりゃそんだけ売れるならスポンサーの玩具メーカーも
朝からたっぷり金出しますよね

ハンコック

2008年08月23日 23時23分23秒 | MOVIE
ウィル・スミス主演映画
「ハンコック」を見る。


何でもかんでもやたらと破壊しまくるのとか
空から着地する時に地面がバキバキ破壊されるのとかは
見ていて気持ちよかったです。
漫画の「ドラゴンボール」を
見てる気になりました。






この手のハリウッド映画は
CGを見に行くためだけにあると思っているので

一応普通の人と同じように食事をしたり、
ホームレスではなくちゃんと家に住んでいるハンコックが
仕事もせずどうやって生活費を得て生活しているのかとか
全く説明されていませんが、別にいいです

この、空を飛び、ものすごいパワーを持ち、
銃弾をも跳ね返すハンコックは一体何者なのか
それは一応語られていますが、少々強引です

でもいいんです、CGさえしっかり見せてくれれば。

欲を言えば、もう一つくらい大きめの事件が見たかったですね。
テロリスト系の凶悪事件あたりがもう一つくらいあれば
もっと楽しめたのですが。

仮面ライダーキバ

2008年08月20日 20時20分20秒 | MOVIE
最近の子供番組はけっこう凝っていて面白いです。
日曜日の朝はテレ朝で
7:30~「炎神戦隊ゴーオンジャー」
8:00~「仮面ライダーキバ」
8:30~「Yes! プリキュア5 Go Go!」
が放送されているので子供と一緒に見ているのですが

「炎神戦隊ゴーオンジャー」は
通常の5人(赤青黄緑黒で黄色が女性)だけでなく
金と銀(男女の兄妹)がいたりするし
「Yes! プリキュア5 Go Go!」は
プリキュア5という割にどう見ても6人いる

…それはどうでもいいのですが
何と言っても「仮面ライダーキバ」である。
私は今、この番組にはまっています。


実は見始めたのは2ヵ月程前からなのですが
かなり興味を持ったので1話から見たいな~と色々探していると
1話から現在まで全話の動画が見れるサイト
を見つけて、そこで全話見たことによって
完全にはまりました

私は最初にこの番組を見たとき、子供番組なのに
ここのスタッフ、本気だな…と思いました。

まず2008年の物語(キバである紅渡)と
1986年の物語(渡の父親である紅音也)が
常に交互にリンクしながら進んでいくのが特徴で、
それだけに人間関係をきちんと把握していないと
どちらの時代なのか混乱してしまう。

1986年と2008年共に共通している喫茶店があるのですが
1986年の場面では当時の懐かしの名曲がたくさん流れ
(おニャン子、明菜、オメガトライブなど)
喫茶店のマスターはおニャン子クラブのファンで
中でも山本スーザン久美子のファンである。

今の子供達が山本スーザン久美子なんて知るはずがないし
物語の複雑さからいっても
あきらかに見ている子供たちの
親をもターゲットにしている作りなのである。
1986年(22年前)という時代背景も、
今の親世代にピンポイントでしょう。


ちなみにキバとは別に仮面ライダーイクサ
というのもいたりします。

(↑イクサシステム装着シーン)
これはパワードスーツ「イクサシステム」を装着することで
装着者の力を数十倍にも高めることのできるタイプのライダーで
誰でも装着することができるという設定は
珍しいし面白いと思います。
イクサシステムが開発されたのは1986年。

キバのモチーフはバッタではなく吸血鬼である。

コウモリのモンスター、キバットバットIII世が
渡の腕を噛むことで渡はキバへと変身し、

キャッスルドラン(ドラン族の巨大改造モンスター)
に幽閉されている武器形態のモンスターを召喚することで
それぞれの力を受け継ぐ武器を使用することができる。

キャッスルドランに幽閉されている
モンスター達(普段は人間の姿をしてゲームをしている)は

1986年には普通に物語の中で活動しており
なぜ2008年の物語では幽閉され、
キバの武器として召喚されているのかは
まだ現時点では一切語られていないし

その他にもまだ分かっていない
物語の核となる謎が非常に多いのである。


「仮面ライダーキバ」は今現在すでに
3クール目に突入しており(番組開始は1月)
おそらく4クールは続くでしょうから
全ての謎が解明されるのはまだまだ先かもしれません。

とりあえず面白いです。「仮面ライダーキバ」
河村隆一がボーカルのTourbillonの主題歌もいいですし
戦闘シーンなどのCGもよくできています。
親にも人気があるという理由がよく分かりました。
きちんと大人向けに作れば
夜11時台のドラマにしてもいいような内容ですね。

とりあえず私の今のマイブームでは
完全に「ZETMAN」を超えました。
ただ、キバの使っている全てのアイテムが
おもちゃになることを想定して
作られているデザインなのがちょっと萎えるんですけどね…

容疑者Xの献身

2008年08月16日 16時16分16秒 | BOOK
「容疑者Xの献身」
東野圭吾 著 文春文庫


待ちに待った「容疑者Xの献身」の文庫化である。

直木賞受賞作ということで嫌な予感
しなくもないのですが
(私の感性と直木賞の感覚は全く合わない)
このミス1位、週刊文春1位、本格ミステリベスト10 1位
と各ランキングで大絶賛された小説なので
早速読んでみました。

文庫化が通常より遅かったのは
映画の前売り券の発売にあわせてなのでしょうね。
公開は10月4日とまだちょっと先ですが。

映画の配役では花岡靖子役が松雪泰子
その隣人の石神哲哉役が堤 真一らしいので
それをイメージしながら読んでみたのですが
原作を読む限り堤 真一は石神のイメージではないですね。


今回は犯人が最初から分かっている倒叙ミステリーです。
非常に読みやすいのでサクサク読み進められます。

物語の後半にさしかかるまでは
かなり各方面から評価が高かった割には
「探偵ガリレオ」と「予知夢」を
長編にしただけの印象しかないなぁ…と思っていたのですが

なるほど、後半分かるこのトリックは秀逸だと思います。
過去この手のトリックは読んだことがないですね。
ただ私の好きではないトリックではありますが。
後半驚くトリックがあるという点でいえば
同じく東野圭吾の「ゲームの名は誘拐」もそうですね。

純愛小説とも言われていますが
私は最後まで石神に感情移入できませんでした。
読み終わった後は切ない気持ちになりますし
愛情という面で言えば確かにかなり深いのでしょうけど…

でもなんなんでしょうかね、この読後の虚無感は。
何か釈然としないというか
「あ~面白かった!」と感じられないんですよね。
やはり期待が大きすぎてしまったってことでしょうか。


読みやすいし小説の完成度としてはかなり高いので
面白い小説であろうことは
たぶん間違いないと思います。
これから読もうと思っている人には
何の情報も持たず一切期待もせずに
読んでもらいたい小説ですね。

大食い番組

2008年08月14日 04時04分04秒 | 戯れ言
日本テレビの報道番組「NEWSリアルタイム」
大食いタレント三宅智子を起用した大食いのコーナーでの
皿数の偽装が発覚。
日本テレビは謝罪し、担当した制作会社との契約を解除。

…三宅智子はとんだとばっちりだった訳ですが
このニュースを見てちょっと思ったのが

ギャル曽根などの活躍による大食い番組の乱立で、
ひょっとしたら、もう視聴者は多少の大食いでは
驚かなくなってきているんじゃなかろーか。
言い換えれば数字が取れなくなってきた。
簡単に言えば飽きてきたってことですね。

それをひしひしと数字で感じとってしまうがために
インパクト欲しさにやらせに走ってしまう制作側。


ちょっと前までの大食い系番組では
「こんな量本当に全部食べられるんだろうか?」
とハラハラしながら見ていたし、
それを食べきろうものなら素直に感動していたものが

今やもう「全部食べきるのは当たり前」
の感覚になってきていないだろうか?
もう今じゃギャル曽根が駅弁50個食べても
全く驚かないですね。

こんな飽和状態が長く続けば
じきに大食い番組は淘汰されていくでしょう。
(TVチャンピオンは残るでしょうが)

…だから宇都宮まきなんかも
もう大食いの訓練をしなくてもいいんじゃないかな?
(番組でジャイアント白田に弟子入りとかしてた)

ZETMAN

2008年08月06日 06時06分06秒 | BOOK
「ZETMAN」
桂 正和著 ヤングジャンプコミックス

現在9巻まで出ています。

この漫画、1巻から一気に読んでみたのですが
けっこう面白いです
というかめちゃくちゃ面白いです

桂 正和の漫画を読んだのは
少年ジャンプで連載されていた「電影少女」以来ですね。
この人は昔から女の子を可愛く描くことに定評がありましたが
それ以外の絵も、いつの間にかかなりうまくなっています。

昔は絵はうまいけど内容は中途半端な印象だったのですが
この漫画の内容はけっこう深いです。
最初は「少年ジャンプ」での読み切りから始まったみたいですが
この内容はやはり青年誌向きですね。
暴力、殺戮、セックスなどの描写もできますし。

とりあえずこの「ZETMAN」
私が今年読んだ漫画の中で文句なしのNo.1ですね。
ここ数年では「DEATH NOTE」以来の
内容の濃さだと思います。

9巻に来て、大まかに2つあったストーリーの流れが
一つにつながってきたので、
これからの展開に目が離せないです。