あをぢる。

青い汁

あー!!

2008年03月31日 01時01分01秒 | 戯れ言
うちの娘たちはなぜだか
にしおかすみこが大好きです。

(イラスト、あまりにもてきとーに描きすぎましたな…)

彼女がテレビに出ていると
あーするよ!あーするよ!」とはしゃぎだし
実際にムチを引っ張って「あー!!」とすると
「ほらね、あーってしたでしょ!」というような得意げな顔をするのだ。

それはまぁかわいくていいのですが

私はいつもにしおかすみこがバラエティ番組(ネタ番組ではない)に
出ているのを見るにつけ
毎回とてもいたたまれない気持ちになる。

他のタレントの話に割って入っていくのはいいのだけれど
たいてい思いっきりはずしている。
いわゆるKYがひどすぎるのである。

いちおうその場ではそれなりに
(笑い声を足していないのなら)ウケてはいるようだし
回りの反応も悪くはないのだが

無理にかみついている感がいっぱいで
本当に見ていて恥ずかしいような
悲しいような気持ちになってしまう。
一言で言うと寒いのである。

私は彼女の身内でもないのに
身内の人間が恥ずかしいことをやらかしたような
そんな気持ちになっていたたまれないのだ。

他のタレントさんや一般の視聴者は
そうは思ってないのかなぁ…?

こればっかりは本人の資質や才能なので
変えようがないのかもしれませんが
青木さやかあたりにでも、
きっちりと空気を読む訓練をするよう
レクチャーしてもらいたいものである。

でないと私はこれからも彼女をテレビで見るたびに
恥ずかしい気持ちになってしまうことでしょう。

イニシエーション・ラブ

2008年03月21日 21時21分21秒 | BOOK
「イニシエーション・ラブ」
乾 くるみ著


基本的に恋愛ものは
小説にしろドラマにしろ映画にしろ嫌いなのですが
(内容ないからね)

「必ず二回読みたくなる」
「一度目は普通の恋愛小説として
二度目はミステリーとして」
という文句にひかれて読んでみました。

恋愛小説嫌いなわりには
けっこう面白く読めたなぁ…と思いながら
最後の2行にさしかかりました。

(゜◇゜;)!!なるほど…
私も読み終わった瞬間つい再読してしまいました。
ただ、似たようなパターンをすでに
「アヒルと鴨のコインロッカー」で読んでいたので
ラスト自体にさほどの衝撃は無かったのですが
この小説はそれだけではないんですよね。

再読してみると、
とある登場人物の印象がかなり変わってきますし
けっこう細かい伏線がちりばめられていて
様々な場面がちゃんとリンクされているのは見事でした。
さらに深読みをすれば
また違った仮説もたてることができます。


中には
時系列で謎解き・解説してくれているサイト(ネタバレ)
などもあり、読後はこういったサイトを読んで考察すると、
あれが伏線であれがミスリードだったのか~など
自分が気づかなかった部分が補填できるので
面白いと思います。

本当に最初から最後まで読んでも
ただの普通の恋愛小説なのですが
それを2回読むことで
ここまで考察しがいのあるものに変えてしまうのは
やはり作家の力量なのでしょうかねぇ。

チーム・バチスタの栄光

2008年03月13日 03時13分13秒 | BOOK
「チーム・バチスタの栄光」(上・下)
海堂 尊著


2005年度にこの作品で
このミステリーがすごい!大賞をとってデビューした
現役の医師の作家です。

医師のかたわらに小説を書いているにも関わらず
業界内でも屈指の速筆と言われていて
すでに「チーム・バチスタの栄光」の主人公
田口・白鳥コンビの登場する続編を
何本も書いていますね。

さて、読んだ感想ですが
このミス大賞受賞ということで
ミステリーを期待して読んでしまうと
ちょっと物足りなさを感じるかもしれません。

犯人にも犯行方法にもさほど意外性は無いし
犯行の動機もちょっと弱い気もします。
犯人が分かってからの残りページが長かったので
どんなどんでん返しが…と
期待してみるも何もなく。

とはいえ、登場するキャラクターは
設定も良く皆個性的ですし
真相究明までの道のりは引き込まれるので
ミステリーを重要視しないのであれば
十分面白いと思います。

私は途中から映画の配役である
田口=竹内結子 白鳥=阿部 寛
イメージしながら読んでいたのですが
なんとなく映画は面白そうな気がしますねぇ。
どちらもぴったりな配役ですから。