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医者に殺されるな、と近藤先生

2013-10-29 19:50:26 | がん治療

近藤誠先生の「患者よ、がんと闘うな」が出たのは1997年。

沢山の医者を敵に回すような題名の本はたちまち11版まで

刷り上げた。私も買った。

近藤先生は乳房温存療法のパイオニアとして知られ、また

は抗がん剤の毒性を訴え続け、2012年なんとに菊池寛賞

を受賞した。

なんと、と思わずもらしたわけは「そんなことまで言い切ってよ

いの?」 と驚きに満ちた内容だからだ。

「医者に殺されない47の心得」に至っては23刷、100万部

を超えいまもばりばり売れている。

私自身20年前に初めての胃がんを手術しているから、「がん

と闘うな」は大いに参考になった。なかで、〈抗がん剤は効か

ない〉との説明には大変驚いたが、実際にそうかもと思った。

言葉として、注目を集めたのは、《がんもどき》という偽のがん

の指摘。本当のがんは転移しているのだという。 だから、手

術や抗がん剤治療は無意味なんだとか。

私は2年半前に内視鏡による手術で、食道がんと胃がんを取

り除いてもらっているので、近藤先生のいうことを、鵜呑みに

している訳でない。ただし、術後2年半しか経っていないので、

手術がうまくいったかどうかは結論をだすには早いのだろうか。

私が影響を受けたことは血圧問題だ。

フィンランドで、75歳から85歳までの「高圧剤を飲まない」人

達の調査で最高血圧が180以上の生存率が最も高かった。

140を切った人たちの生存率が低かった、という説明には

我が国の療法と随分違っているので、ぐらついた。

しかし、いまはお医者さんのいう通り、薬で血圧を下げている。

「47の心得」は228ページで、あっと言う間に読み切れる。

 

 

 


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