人生アラカルト

どうせ過ごすなら楽しくね。

ピアノの音多彩に表現された

2016-04-26 04:49:20 | 80はミステリーゾーン
本屋大賞1位の「羊と鋼の森」をゆるゆる
読んでいる。速読に対して遅読だ。

遅読なればこそ、文章のひとつひとつをゆ
っくり味わうことができる。

作品の主人公はピアノの調律師で、いろい
ろな音の注文を承る。

「くっきりした音をだしてください」

これは素人の私でも、輪郭のはっきりしな
い音を修正するのだな、と解釈する。

柔らかな音に対して、鋭い音、尖った音。

注文するピアニストらと調律師との会話は
時には、手探り状態になるときもある。

生き生きした音を注文されてー
「丸い音のなった」と喜ばれる。

調律師は生き生きと丸いの関係に戸惑う。

「ひらべったい音が丸くなった感じ」
という感想は「弛緩していた音が、水滴の
ようにきゅっと丸くなった」と受け止める。



音の表現を文字に示されても、門外漢の私
には、実際に音を出されても理解すること
ができないと思う。



しかしこれからは、ピアノの演奏会で別の
楽しみが生まれるかも。

これは丸い音? 平べったい音・・・


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