戦争は敵の姿が見えるけれど、コロナ
禍は相手が見えないだけに、恐怖は大
きい。
石原慎太郎さんと曽野綾子さんとの「死
という最後の未来」の共著を読んでいる。
コロナ禍と戦争の恐怖については。
曽野さんは「不安はいまがまだまし。
戦争は、個人の意思に反して死なねば
ならなかった」
石原さんは「空襲の記憶は消え去らな
い。この国は焼き尽くされたから。だ
が今は実態の分からぬものに襲われて
いる」
石原さんは「いまの試練は人間の驕り
への罰なのか」と。
私が思うこと。
いつの時代も個人の力では、どうしよ
うもない敵と戦っている。例えばがん。
がんも怖いが皆死ぬわけではない。
コロナでむざむざ死ぬことはない。
コロナから逃げるにはー家に閉じこ
もるか、徹底的に自己防衛するしか
ないか。