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西田哲学と哲学の道

2017-08-12 08:57:55 | 80はミステリーゾーン
タイトルからみるといっぱし。哲学
を論じるのか、と座り直す。

ところが、哲学の道は度々行ったが、
西田哲学とは縁もゆかりも、空の雲
よりも遠い存在だ。

もう一つ、西田と言えば鈴木大拙。
金沢が生んだ世界的仏教学者。我が
同郷の一人。名前を聞いただけで、
浅学菲才はただ恐れ入るばかり。

生命をたどる福岡伸一先生は西田哲学
を分かりやすく説明してくれた。

息を吸う行為にはすでに吐くことが含
まれている。心臓から血液が送りださ
れるとき、同時に血液は心臓に送り込
まれている。

そうです。分かりいいのです。

合成と分解、酸化と還元、結合と切断。
逆向きの二つの作用は互いに図と地の
関係にあって、一方に着目すると他方
は隠れて見えなくなるが、決して対立
しているわけでない。むしろ補い合っ
ている。

西田は「絶対矛盾的自己同一」と呼び、
生命の定義とした。



さすが、生物学者の一文(朝日新聞)で、
仰ぎ見ていた西田哲学にちょっぴりふれ
た思い。
今度、哲学の道へ行った時、考えるふり
が出来るぞ。