タイトルからみるといっぱし。哲学
を論じるのか、と座り直す。
ところが、哲学の道は度々行ったが、
西田哲学とは縁もゆかりも、空の雲
よりも遠い存在だ。
もう一つ、西田と言えば鈴木大拙。
金沢が生んだ世界的仏教学者。我が
同郷の一人。名前を聞いただけで、
浅学菲才はただ恐れ入るばかり。
生命をたどる福岡伸一先生は西田哲学
を分かりやすく説明してくれた。
息を吸う行為にはすでに吐くことが含
まれている。心臓から血液が送りださ
れるとき、同時に血液は心臓に送り込
まれている。
そうです。分かりいいのです。
合成と分解、酸化と還元、結合と切断。
逆向きの二つの作用は互いに図と地の
関係にあって、一方に着目すると他方
は隠れて見えなくなるが、決して対立
しているわけでない。むしろ補い合っ
ている。
西田は「絶対矛盾的自己同一」と呼び、
生命の定義とした。
さすが、生物学者の一文(朝日新聞)で、
仰ぎ見ていた西田哲学にちょっぴりふれ
た思い。
今度、哲学の道へ行った時、考えるふり
が出来るぞ。
を論じるのか、と座り直す。
ところが、哲学の道は度々行ったが、
西田哲学とは縁もゆかりも、空の雲
よりも遠い存在だ。
もう一つ、西田と言えば鈴木大拙。
金沢が生んだ世界的仏教学者。我が
同郷の一人。名前を聞いただけで、
浅学菲才はただ恐れ入るばかり。
生命をたどる福岡伸一先生は西田哲学
を分かりやすく説明してくれた。
息を吸う行為にはすでに吐くことが含
まれている。心臓から血液が送りださ
れるとき、同時に血液は心臓に送り込
まれている。
そうです。分かりいいのです。
合成と分解、酸化と還元、結合と切断。
逆向きの二つの作用は互いに図と地の
関係にあって、一方に着目すると他方
は隠れて見えなくなるが、決して対立
しているわけでない。むしろ補い合っ
ている。
西田は「絶対矛盾的自己同一」と呼び、
生命の定義とした。
さすが、生物学者の一文(朝日新聞)で、
仰ぎ見ていた西田哲学にちょっぴりふれ
た思い。
今度、哲学の道へ行った時、考えるふり
が出来るぞ。