人生アラカルト

どうせ過ごすなら楽しくね。

死んだ人に手紙を届けるおばあさん

2015-10-09 22:01:13 | 80はミステリーゾーン
たまに映画館で映画をみるのもいいものだ。

四条烏丸にある規模の小さなシネコンはこくのあ
る作品にぶつかることがある。

「ポプラの秋」という映画を見た。
夫を亡くした母子がポプラの家に引っ越してくる。
家主のおばあさんが女の子にいう。

「私は死んだ人に手紙を届けることができる」

亡くした人、愛する人にいいたいことがある。
手紙が届いたらなあ。

だけど、郵便がないから、書いてもどうしよう
もない。みんな、そう思っている

人々は手紙を書いておばあさんに託す。
女の子は父へ手紙を書く。


おばあさんが死んだ。人々はあの世への手紙を棺桶に
入れた、入りきれないので、ねじり込んで。

大人は手紙を棺桶にいれると、酒を呑んでいる。

ほんまに、おばあさんは手紙を持っていってくれる、

そう信じているように。


中村玉緒さんが面白い。最後は棺桶に入るんだから。