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日本歴史紀行

歴史紀行 地域版 70 ソーラン節発祥之地碑 〜北海道 余市町




ソーラン節発祥之地碑
北海道余市郡余市町 豊浜町



北海道民謡として、最も有名なソーラン節。


近年では全国の小中学校などでのダンス授業や、一般の祭りでの舞踊で披露されたりと、いまではメジャーな民謡として認知されています。


北海道では、初夏の到来を告げると共に、北海道一ノ宮、北海道神宮例大祭の前祭の様に開催されるコンテスト形式の〜よさこいソーランまつり〜が人気で、祭りの様子はテレビ中継もされて話題となります。


ソーラン節の起こりは、江戸時代から昭和初期にかけて、主に北海道西部の日本海側で、大漁の漁獲量によって携わる人々に莫大な富をもたらした鰊【ニシン】漁を沖合で行う船上での掛け声が発展したものとされています。






ソーラン節歌詞


ハ〜〜ドッコイショ!ドッコイショ!
ヤーレンソーランソーラン ヤレン ソーランソーラン ハイハイ

沖の鴎(かもめ)に 潮どき問えば
わたしゃ立つ鳥 波に聞けチョイ

ヤサエンエンヤーーーァンサのドッコイショ ハードッコイショ! ドッコイショ!



ヤーレンソーラン ソーラン 
ヤレン ソーランソーラン ハイハイ!

今宵ひと夜はどんすの枕あすは出船の波枕チョイ                                                                     

ヤサエンエンヤーーーァンサのドッコイショ ハー!ドッコイショ!ドッコイショ!

ヤーレンソーランソーラン! 
ヤレン ソーランソーラン! ハイハイ!

男度胸は五尺のからだぁドンと乗り出せぇ波の上チョイ

ヤサエンエンヤーーーァサーァのドッコイショ ハー!ドッコイショ!ドッコイショ!

ヤーレンソーランソーラン!
 ヤレン ソーランソーラン! ハイハイ! 

舟も新らし乗り手も若い 一丈五尺のろもしなるチョイ

ヤサエンエンヤーーーァサーァのドッコイショ ハー!ドッコイショ!ドッコイショ!

ヤーレンソーランソーラン
 ヤレン ソーランソーラン! ハイハイ! 

沖の暗いのは北海あらし おやじ帆を曲げぇかじをとれチョイ

ヤサエンエンヤーーーァサーァのドッコイショ ハー!ドッコイショ!ドッコイショ!

ヤーレンソーランソーラン 
ヤレン ソーランソーラン! ハイハイ! 

オヤジ大漁だ昔と違う 獲れた魚はおらがものチョイ

ヤサエンエンヤーーーァサーァのドッコイショ ハー!ドッコイショ!ドッコイショ!




ニシンは別名〜春告魚と言われ、春の集来を告げる春とはいえ、春先、早朝の北海道の海は凍える様な寒さと風のため、成功は富をもたらすものの、漁には常に命の危険を伴いました。


船頭とヤン衆〜(出稼ぎの雇われ漁師)は、
掛け声と共に息の合った作業をしないと、最悪の場合、海に転落の恐れがあるため、いつの頃からか、余市、積丹地方のヤン衆たちの間で始まり、ヤーレン ソーラン ソーラン…の歌が掛け声の様に謳われ、大漁の一助となりました。





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