あお!ひー

叫べ!いななけ!そして泣け!雑多なことを書いてみる。

特別展『失われた文明「インカ・マヤ・アステカ」展』(国立科学博物館)

2007-09-11 23:11:03 | アート系
特別展『失われた文明「インカ・マヤ・アステカ」展』。

まだ子供たちでにぎわっていた9月初めに国立科学博物館へ行ってきました。

ああ、やはり夏にここに来ると、中学生の時にレポートを書きに行ったのを思い出しますね。

課題が細かく、かなり仔細に見てメモをとらないとダメだったので、当時はいやで仕方なかったなあ。

でも、今は自分の興味の趣くまま。もちろん、やらされてるのでもなければ、常設展でもない。

一時の混雑のピークは去っていて、待ち時間なしで入場出来ました。

ことさらに中南米に興味があるというわけでもないのですが、やはり「インカ、マヤ、アステカ」という言葉を聞くだけでイメージするものがあるわけです。

他の文明圏とは異なる文化。その片鱗に触れるだけで行く価値がありますね。

いいなと思ったのは冒頭の映像による紹介シーン。

BCからADまでの時間の流れと文明の場所を世界地図に示してくれるので、一目瞭然。

これは上手い使い方でした。

さて、まずはマヤ。


翡翠の仮面!

この牙がなんとも怪しいですね。

我々の普段見ることのない文脈のものなのだなあと実感しますね。時代が古いってだけでなく、さらに文化圏が違うのだから感じるところが違うのですね。

アステカではこの2点が印象に残ってます。


「ワシの戦士像」

鳥のクチバシの中から出てくる顔。先がくの字になった翼の腕。膝の下に生える鳥の足。

ガッチャマンもびっくりな鳥人間。

腕の翼のひらひらがどことなく、ラピュタに出て来たロボットを思いおこさせます。


「ミクトランテクトリ神像」

一見して思ったは餓鬼。

でも、お腹が出てるどころか、臓器をむき出してしまっている死の神。

やたらとキャラのある神さまを祭ってしまうのって、日本に近いですね。

最初、怖いなと思ってたんですが、ずっと見てると慣れて親しみが出て来ます。

さて、最後はインカ。

マチュピチュの模型、実際を想像してみると楽しいですね。なんで、あんな高地に巨大な都市があったんでしょう。

そして、ミイラをずっと家においておくという驚くべき風習。



この父子のミイラは500年前のもの。

死後もミイラになって家族と一緒に暮らしていたらしい。

映像に流れてた現地では今でもミイラは信仰の対象になっており、軒先に祭られていて人々が願い事をしているのです。

お地蔵さんレベルで地域にあったらさすがに怖いですね。

でも、ご利益はありそうです。

思ってたよりも見応えがあって、時間をかけて鑑賞することが出来ました。

今回は映像がどれも適度な長さでうまく使われていたなと思いました。

9/24まで。

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« FOSSILの腕時計 | トップ | Suicaなペンギンくんタッチラ... »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (はろるど)
2007-09-24 23:18:52
こんばんは。ミイラがエジプトの古いそれと違って、とても生々しく見えました。まだ皮膚の感触も残っているような感じで…。神秘的でしたよね。

出来れば一つずつ分けて展覧会をやっていただきたいと思いました。
見るべきものはたくさんあるでしょうから…。

巡回先でも混雑しそうですね。
Unknown (あおひー)
2007-09-25 22:30:38
こんばんわ。
そうそう、こんな感じのミイラって見たことなかったです。死後も家族と一緒に生活してたという文化が衝撃的に感じられました。

>出来れば一つずつ分けて展覧会をやっていただきたいと思いました。
なるほど、そのとおりかもしれませんね。3つ全然別のものをひとまとめにしちゃうより個別のほうが見てて整理がつくってもんです。

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

アート系」カテゴリの最新記事