SNACグランドオープン!(無人島プロダクション+吾妻橋ダンスクロッシング)からすでに一ヶ月近く。
この杮落としが八木良太 個展「事象そのものへ」。
オープニングは大盛況でひと、ひと、ひと!!!
これは後日出直してからきちんと書こう、、、。
そう思ってたら、自分の個展の準備~本番~撤収でばったばた。
ようやく落ち着いてきたので本日、再訪してきました。
前回、あざみ野で見た「Sky /Sea 2010」と「机の下の海」。
(参考記事:音が描く風景/風景が描く音 鈴木昭男・八木良太 展(横浜市民ギャラリーあざみ野))
「Sky /Sea 2010」は水に浮かぶレコード。
上の面には海の上の音。下の面には海の中の音。
なによりもこの佇まいとシンプルな構成が美しい。「Sky」と「Sea」のラベルはあざみ野の時にはなかったそう。
ちゃんとバージョンアップしてるのですね~。
「机の下の海」は前回、すごくはまりました。
テーブルの上の赤外線ヘッドフォン。
これをつけて普通に立ってると波の音。ところがしゃがんでみると、水の中の音!
「Sky /Sea 2010」は実際に音を奏でてはいないのだけども、こちらはそれが実体験できる。
テーブルの面が海の面になっててここで音が切り替わるようになっています。
仕掛けは至ってシンプル。テーブルの下にも赤外線の受信機があるというもの。
音源はiPodシャッフル2台。最小構成で最大の効果が得られています。
「Remote Con-Troll 5-1」
こちらは今回の新作。
木製のケースに収められたリモコンたち。
スタンド上には丸い太陽電池?
これに向かってリモコンのボタンを押すとリモコンによって異なる音がなる。
リモコンには加工されてなくって、個々のリモコンの特性で音が異なるらしい。
これは文句無く楽しかったなあ~。
音だけに反応してるかと思いきや、壁面にとりつけられた照明とビデオデッキのリモコンも入ってて電気が点いたり消えたりも同時に連動してるのです。
前回、いっぱいの人垣でよく見れなかった「Drawing(Concept)」6点も今日はじっくりと見ることが出来ました。
左下の「風が吹けば桶屋が儲かる」の英語版のはなんか好きだなあ。
木製のパネルの地のトーンはまま活かしててシンプルなフォントとデザインにカラーがちょっとのってるくらいの按配やよろし。
入り口横に流れてる海の映像「Wave Form」。
すりガラスに映る映像はなんと外からミラーで直角に反射させることで、本来必要な距離をかせいでいるというアイデアもの。
こういうところ何気にすごいなあと思いました。
さて、八木良太さんは先日から半年の間、ニューヨークに行かれてます。
帰国後にどんな作品を見せてくれるのか今から楽しみです。
5/29まで。12:00~20:00(火-金)、11:00~19:00(土・日)
<関連記事>
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