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AMG GT-S

2017-04-06 17:38:36 | 日記

AMGパフォーマンスカー第二弾は、全てにおいて洗練された。


スペシャリティ感満載のエクステリアは、AMGパフォーマンスカーそのもの。

低く構えたロングノーズのボンネットは古典的なスポーツカースタイル。


全高は1289mmと低い。アルミを多様したおかげで1540kgと軽量。


幅広いLEDの灯火類に曲面を多用したクラシカルなデザインのヒップが美しい。

メルセデス・ベンツのチューニング部門である「AMG」が白紙の状態から、オリジナルで作り上げたパフォーマンスカーの第二弾が、メルセデス「AMG GT」です。第一弾は、ガルウイング・ドアや典型的なクーペのレイアウトで世界を唸らせた「AMG SLS」です。 今回はメーカーの広報車両をお借りして、試乗を敢行しました。

「AMG GT」のエクステリアは、「AMG SLS」を各部に踏襲しており、威圧感のあるフロントマスク、ロングノーズ、ショートデッキの古典的なマッスルスポーツカーに仕上がっており、ボディ構造にアルミニウムを用いた点も共通です。インパクトのあるガルウイング・ドアは廃止されました。 ボディは、「AMG SLS」に比べ若干コンパクトになりましたが、車両に近づくとその迫力に圧倒されます。全長4546mm、全幅1939mm、全高1289mmというボディは、幅広く、低いので、一言「デカイ」。


分厚いサイドシルを跨ぐと、専用設計の心踊るコクピットが迎えてくれる。

極端に低い着座位置のスポーツシートに身を埋めると、身長170センチの筆者には、ボンネットの先端がどこにあるのか分からない。分厚い座布団でも持参したいほどでした。乗ってもデカイこのクルマ、正直広い全幅と低い全高には相当気を遣いそうです。

「AMG SLS」では、自然吸気6.2リッターV8エンジンを搭載し、最大出力571ps/6800rpm、最大トルク66.2kg-m/4700rpmを発揮していましたが、「AMG GT」では、(試乗車はS)M178型ツイン-ターボ4.0リッターV8直噴エンジンにダウンサイジングされ、最高出力510ps/6250rpm、最大トルク66.2kg-m/1750-4750rpmになりましたが、最大トルクは、同スペックながらも発生範囲も広げられ、むしろ走りでは、洗練されていると言えます。

走行モードは、エフィシェンシー、スポーツ、スポーツ・プラス、インディビデュアル、レース(こちらはGT Sのみ)の5つから選択可能。 インテリアを観察したあと、「スポーツ」モードにセレクトして、街中に出ると相変わらずコクピットから見える景色は、非常に低く、幅広いため正直、気を遣わないといえば嘘になります。 街中での乗り心地、7速デュアル・クラッチのシフトマナーは素晴らしく、エンジン回転が2000rpmも回らないまま、全てが事足りてしまいます。

音量もセレクトにより可変可能。そのエキゾーストノートはスーパーカー級。

イエローの文字盤の速度計をみると360km/hまで刻まれ、日本の高速道路を走る事に遠慮しながら、セレクトモードを「スポーツ・プラス」にして、アクセルペダルを踏み込むと、ターボエンジンである事を忘れ、ターボラグはほぼ皆無といえます。直線的なトルクで7000rpmのレッドラインまで鋭く吹け上がり、カミナリでも落ちたかと思わせす轟音を伴い、凄まじい加速を演じてくれます。アクセルを踏み込んでいられる時間はほんの数秒。それもそのはず。0-100km/h加速は、3.8秒。(実は「AMG SLSより0.1秒速い。)最高速度は310km/h以上。


フロント255/35 19インチ、リア295/35 19インチ。

また、大口径のディスクローター&6ピストン(フロント)のブレーキは、ガツン!とダイレクトに速度を殺す。それでいて、街中でカックンブレーキになるようなことはありませんでした。 時間の関係、ワインディングでの試乗は出来ませんでしたが、思い存分走らせるには、やはりサーキットがベストであると感じました。

走行モードを「エフィシェンシー」にセレクトし、7速デュアル・クラッチをオートにすれば、非常に滑らかで尖った部分がなく試乗でも特質すべき部分でした。これでは、日常生活でも幅広い全幅にさえ慣れれば問題のない扱いやすさのスーパースポーツカー。それが、「AMG GT」でした。

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