禁止区域に立ち入り 観光地のように記念写真
胆振東部地震で大きな被害を受けた札幌市清田区里塚地区に、住民以外の人々が相次いで訪れている。立ち入り禁止区域に入ったり、観光地のように記念写真を撮影したりといった心ない行動も目につく。
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「声を掛けると逆上された」
市は、被害が大きい地域の住民以外の立ち入りを禁止しているが、無断で中に入る人が後を絶たない。里塚中央町内会の山下正治副会長(77)は「立ち入り禁止区域を歩いている人に『どこに行くのですか』と声を掛けると、逆上された」と話す。
特に15~17日は、訪れる人が増えた。液状化現象で傾いた家屋や陥没した土地の写真を撮る人も目立ったという。傾いた住宅前に子どもを立たせ、ピースサインをさせて写真を撮る行為もあった。里塚地区の主婦(56)は「被災者の気持ちを考えてほしい」と憤る。市清田区里塚地区市街地復旧推進室は「住民以外は立ち入り禁止区域に入らないで」と、注意を呼びかけている。(久保吉史)
最終更新:9/20(木) 6:02
北海道新聞
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