かつて群生の「シュリコマベツ湾」
直径15センチを超す大型球状マリモが世界で唯一生育する阿寒湖(釧路市阿寒町)のうち、かつて群生地だった湖西部のシュリコマベツ湾で、46年ぶりに天然の球状マリモが見つかった。マリモ保護関係者は「泥で悪化した生育環境が回復しつつある」とみて、将来の群生地復活を期待する。
【動画】46年ぶり天然球状マリモ 阿寒湖、かつての群生地
道内外の環境や生物の専門家でつくる「マリモ科学委員会」が20日に阿寒湖を視察した際に、釧路国際ウェットランドセンター阿寒湖沼群・マリモ研究室(釧路市)と釧路市教委マリモ研究室が報告した。
見つかった球状マリモは4個で、直径5~6センチ。両研究室が6月13日に水草を潜水調査した際、砂や泥に覆われた湖底に点在していた。
市教委マリモ研究室によると、マリモ群生地は4カ所あったが、現存するのはチュウルイ湾とキネタンペ湾の北部2カ所。西部のシュリコマベツ湾と大崎は1940年代に木材伐採による泥の流入で消失した。シュリコマベツ湾で球形マリモが確認されたのは72年が最後で、直径1~2センチの小さなマリモだったという。
北海道新聞
元記事はこちらから
直径15センチを超す大型球状マリモが世界で唯一生育する阿寒湖(釧路市阿寒町)のうち、かつて群生地だった湖西部のシュリコマベツ湾で、46年ぶりに天然の球状マリモが見つかった。マリモ保護関係者は「泥で悪化した生育環境が回復しつつある」とみて、将来の群生地復活を期待する。
【動画】46年ぶり天然球状マリモ 阿寒湖、かつての群生地
道内外の環境や生物の専門家でつくる「マリモ科学委員会」が20日に阿寒湖を視察した際に、釧路国際ウェットランドセンター阿寒湖沼群・マリモ研究室(釧路市)と釧路市教委マリモ研究室が報告した。
見つかった球状マリモは4個で、直径5~6センチ。両研究室が6月13日に水草を潜水調査した際、砂や泥に覆われた湖底に点在していた。
市教委マリモ研究室によると、マリモ群生地は4カ所あったが、現存するのはチュウルイ湾とキネタンペ湾の北部2カ所。西部のシュリコマベツ湾と大崎は1940年代に木材伐採による泥の流入で消失した。シュリコマベツ湾で球形マリモが確認されたのは72年が最後で、直径1~2センチの小さなマリモだったという。
北海道新聞
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