だいすき

基本的に自分の好きなものについて綴っていきます。嫌いなものやどうでもいいこと、さらに小説なんかもたまに書きます。

ウルフ

2008年08月27日 03時54分31秒 | 小説が好き
『若き金狼の叫びが胸を離れない』

 いま手元にないからうろ覚えなんだけど、この文は平井和正先生の『ウルフガイ』の帯に書かれていた文章。

 そりゃあ、これだけ本や漫画に触れていれば、当然平井和正先生の名前を知らずにはいられないし、知れば『ウルフガイ』にだって簡単に辿り着くよ。
 というか、『ウルフガイ』ってかっこよすぎるタイトルだよね。
 見た瞬間から興味を持っていて、いつかはと思っていたんだけど、それを手にしたのは大分後。古本屋の棚にあるのを見つけた時。
 その本には帯が巻いてあって、そこに上記の文が書いてあった。

 そのときのインパクトは今でも忘れられない。

 内容は犬神明という主人公が狼男である、ということしか知らなかった。どんな話しかなんてまったく未知の世界。

 それなのに、全てを理解した気がした。

 それほどこの文章は素敵だと思う。
 いま自分で書いたものを読んでも、少し胸が熱くなる。
 こういった文章を書けるように。
 あるいは、書いてもらえるようになりたいな。

 ちなみに全十巻のこの本を、僕はまだ途中までしか読んでいない。悪い話じゃないけど、意外と読み辛いと思うのは僕だけ?
 『アダルト・ウルフガイ』の方はすんなり読めて、どっちかって云うとそっちの方が好きなのは、まぁ、ここだけの話にしといて。

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