攻略本文化を応援する

　この間本屋を歩いていたら、ゲームの攻略本のコーナーで足が止まった。

　欲しい本があったというわけではない。

　気になる本があったわけでもない。

　まったく逆で、これらの本は売れているのだろうか？　と疑問に思ったのだ。

　いや、だってさ、ゲーム攻略サイトなんてネット上に散乱してない？　誰でも気軽にアクセスできて、攻略本並の詳しさだよね。

　こんな現状で、攻略本買う人ってどんなだろ？　って思ったのさ。

　ちなみに、僕は攻略本文化は衰退してもらいたくないな、と思っている。それは、敬愛してやまない小説家のベニー松山先生の所属会社は、ゲーム攻略本を制作している会社だからだ。
　確かに先生が攻略本制作の手を休めて、執筆に専念してくれれば、最高の小説が読める回数が増えるかもしれない。とは言うものの、困る人も多いだろうから、きっとそんな我が侭は言うべきではないのだ。

　だから、僕は攻略本文化を応援している。

　それでもやはり、買いはしないのだが。