歴女と言う言葉を最近よく耳にする。歴史好きの女の人、ということらしい。
主に歴史上の人物に萌える傾向があるということで、
へぇ~、世の中にはブルータスや、サリエリに興味を持つ渋い女性もいるんだなぁ、と感心していたら、戦国武将などがメインらしい。
まぁ、なかには、『お前もか』という台詞にしびれながらコーヒーを飲むような女の人もいるかもしれないけど。
僕個人としては、日本史上でいうなれば、日本武尊にはじまり、沖田総司まで好きな人物は数知れない。
その中でも外せないのが、那須与一と源八郎為朝。
どちらも有名な弓の名手。
知名度でいうなれば、那須与一の方が少し上か。扇の話は学校の授業に出たし、ファイナルファンタジーでは与市の弓は最強武器のひとつのはずだ。
かくいう僕も、為朝の名前は一度しか聞いた覚えがない。一度きりなので、正確な名前を覚え切れなかったほどだけど、その名を知った読みきり漫画の内容はよく覚えている。
とある若武者が山賊を退治する話し。その話の最後で、山道を逃げる山賊の頭を、大の大人数人がかりで引けなかった強弓を用いて射るんだ。
いつの頃からか、僕は弓が好きで好きでたまらなくてね。その理由のひとつがこの漫画にあるのかもしれない。
さて、その漫画の主人公だけど、忘れていたのを一発で思い出させてくれたのが、本屋で偶然みかけた佐野絵里子先生の『為朝二十八騎』。
そうそう、為に朝って漢字だったよ。二十八騎は知らないけれど。
嬉しさのあまり、ついつい買ってしまった。
そして驚くほどにはまってしまった。
面白い!
これは面白いよ!!
作者の愛が溢れていてね。後書きにあるとおり、この作者は源平時代がもの凄く好きで、それが全編に渡って描かれている。
大柄で、無双の弓矢の使い手でありながら、心優しく仲間思いで、ちょっぴり寂しがりやな為朝の姿がよく描けている。
さらには作品も構図や、自信のこだわり、漫画のお約束もきちんと踏まえている。
これはもう、嵌るっきゃないでしょ!
最後に、作中に出て来るお約束中のお約束ともいえる一文を抜き出しておく。
これに心痺れなきゃ、歴女じゃないっしょ。
『――時は平安時代末期ーー
日の本一の弓取りが居たと云う
身の丈七尺余 左腕(ゆんで)右腕(めて)より四寸長く
五人張八尺五寸の強弓を引く――
――折りしも 源平合戦 幕開けの頃――
固き絆の兵(つわもの)たちと
雄大な九国(くこく)の大地を駆け巡る
その名は源八郎為朝――
人呼んで
鎮西八郎と号す――』
くぅ~、たまらんたまらん。
主に歴史上の人物に萌える傾向があるということで、
へぇ~、世の中にはブルータスや、サリエリに興味を持つ渋い女性もいるんだなぁ、と感心していたら、戦国武将などがメインらしい。
まぁ、なかには、『お前もか』という台詞にしびれながらコーヒーを飲むような女の人もいるかもしれないけど。
僕個人としては、日本史上でいうなれば、日本武尊にはじまり、沖田総司まで好きな人物は数知れない。
その中でも外せないのが、那須与一と源八郎為朝。
どちらも有名な弓の名手。
知名度でいうなれば、那須与一の方が少し上か。扇の話は学校の授業に出たし、ファイナルファンタジーでは与市の弓は最強武器のひとつのはずだ。
かくいう僕も、為朝の名前は一度しか聞いた覚えがない。一度きりなので、正確な名前を覚え切れなかったほどだけど、その名を知った読みきり漫画の内容はよく覚えている。
とある若武者が山賊を退治する話し。その話の最後で、山道を逃げる山賊の頭を、大の大人数人がかりで引けなかった強弓を用いて射るんだ。
いつの頃からか、僕は弓が好きで好きでたまらなくてね。その理由のひとつがこの漫画にあるのかもしれない。
さて、その漫画の主人公だけど、忘れていたのを一発で思い出させてくれたのが、本屋で偶然みかけた佐野絵里子先生の『為朝二十八騎』。
そうそう、為に朝って漢字だったよ。二十八騎は知らないけれど。
嬉しさのあまり、ついつい買ってしまった。
そして驚くほどにはまってしまった。
面白い!
これは面白いよ!!
作者の愛が溢れていてね。後書きにあるとおり、この作者は源平時代がもの凄く好きで、それが全編に渡って描かれている。
大柄で、無双の弓矢の使い手でありながら、心優しく仲間思いで、ちょっぴり寂しがりやな為朝の姿がよく描けている。
さらには作品も構図や、自信のこだわり、漫画のお約束もきちんと踏まえている。
これはもう、嵌るっきゃないでしょ!
最後に、作中に出て来るお約束中のお約束ともいえる一文を抜き出しておく。
これに心痺れなきゃ、歴女じゃないっしょ。
『――時は平安時代末期ーー
日の本一の弓取りが居たと云う
身の丈七尺余 左腕(ゆんで)右腕(めて)より四寸長く
五人張八尺五寸の強弓を引く――
――折りしも 源平合戦 幕開けの頃――
固き絆の兵(つわもの)たちと
雄大な九国(くこく)の大地を駆け巡る
その名は源八郎為朝――
人呼んで
鎮西八郎と号す――』
くぅ~、たまらんたまらん。
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