だいすき

基本的に自分の好きなものについて綴っていきます。嫌いなものやどうでもいいこと、さらに小説なんかもたまに書きます。

殺しの代価(前編)

2006年02月04日 04時51分30秒 | オリジナル小説
「あの、本当に大丈夫なんですか?」  依頼人の女性は不安そうな面持ちだ。初めてうちに来た人は、全員同じ顔をする。 「あなたがやるよりは確実ですよ」  ジョクも慣れたもんだ。とびっきりの営業スマイルで依頼人の不安を取り除こうとする。が、あまりうまくいってる様子はない。  仕方ないよな。僕は思う。ここに来る客は特別だ。余所じゃそうそう口に出来ないようなことを依頼に来るんだ。頼みの綱であるその人が、十代 . . . 本文を読む