アタシを釣らないで
小さい方の川は長い間断水しているため、川床はカラカラで人の丈ほどある草ボウボウ状態。
ここがけっこうワンコにはたまらんおもしろさがあるらしい。
以前あんずもス～ッと降りていって長い事上がってこないなと覗きこむと、干からびた鯉さんに
身体をスリスリしていて仰天したことがある。
朝はその水のない川でマグロを釣っているのか？と思うような格好でリードを手繰り寄せようと
している男性がいた。
見ると真っ黒なワンコがうれしそうに川床の草ボウボウ地帯ではしゃいで戻って来ないのだ。
思いっきりリードを引っ張ってワンコを岸に上げようと上半身をくねらせている。
ところが岸に上げるどころか力負けして転げるように川床へと落ちていった。
荒れ果てた草木の中でワンコが飛び回るのでリードも大変なことになっている。
その男性はきちっと整髪している上に麻の背広がたのジャケットを着ていた。
そんなきっちりした格好で犬に引きずられている様子はなんだかコントを見ているよう。
どうなるのかず～っと眺めていたかったが、趣味が悪いのであきらめた。
テンション高い真っ黒ちゃん、また明日も会えるといいな。
今朝のウロコ雲
帰り道
あんずの皮膚は開放にしてから着々と再生が進んでいる。
１日平均0.5ｍｍずつ埋め立て工事のように外側から伸びてくる。
出来立ては赤いが翌日には皮膚の色に変わっている。
開放にしたばかりの頃は、肉芽が成長しすぎてポヨポヨとした違う生物が張り付いて
いるみたいだった。
その表面を濡らしている膿が乾燥してカサブタとなったものが４日置きにベロンと
きれいに落ちるのだけど、そのたびに肉芽が落ち着いてきれいな平らな表面と
なってきている。
カサブタが自然のフィルム剤の役割になっている。
毎日観察していると傷が濡れている状態の時に皮膚の成長が早い。
乾燥が始まりカサブタが出来てきて時は皮膚がこれ以上成長できないんじゃなの？
と心配になったが、タイミングよく取れるようになっている。
皮膚の再生は湿潤状態の方が進むのだろうけど、あんずのように皮膚がデリケートな
タイプはフィルム剤を巻いていることで刺激が強すぎて今まで再生の邪魔をしていたの
ではないか、と感じる。
予想ではあと２週間足らずで完全に皮膚が出来上がりそう。
その頃にはもっとパワーアップかい？？？
もっと元気になるわよっ！
