アントンK「趣味の履歴簿」

趣味としている音楽・鉄道を中心に気ままに綴る独断と偏見のブログです。

山貨で最後の活躍をするEF10

2020-07-23 20:00:00 | 国鉄時代(カラー)

前出の身延線と前後してしまうが、同時期の画像を続けてしまおう。当時は、首都圏でもデッキ付きの電機は珍しいことはなく、縦横無尽に走っていた感覚だったが、ことEF10に限定すると、都内近郊では豆に動かないと出会えない、そんな印象だった。それは他形式と共通運用であるためで、事前に調査することもなく、運を天に任せた撮影だったことを思い出している。当時、EF10の運用を事前に調査して撮影していたファンがどのくらいいらしたのかは判らないが、調べて撮影するまで、EF10という電機はそこまで目立たず、ファンには人気が無かったと思われる。現代なら、機関車形式の機番指定で狙っているファンも存在するのだから、世の中変わったものだ。

掲載写真は、山手貨物線をいくEF10 34の牽く貨物列車。デッキ左右のステップが白に塗られているのが、共通した東京区の機関車の証。EF15と共通運用だったから、現れるまで何が来るか判らない。今では考えられないくらいの期待感を以って、ずっと列車を待ち続ける快感は、とうに忘れかけている。いまだHゴム化されず原型の窓のEF10が現れた時は、気持ちが高ぶったものだ。後方に103系山手線でも入ればさらに良かった何て、当時は、贅沢を言ったものだった。

1976-08-06  1690ㇾ  EF10 34     山手貨物線:田端-駒込



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