都内では唯一となった都電荒川線で長年活躍していた7000形がこの度引退になると聞き、都内散策を兼ねてカメラハイクしてきた。
この荒川線。今やアントンKには日常何のご縁もない路線なのだが、かつて都電が都内を縦横無尽に走り回っていた昭和40年代、通学で毎日お世話になっていた電車なのである。34系統、渋谷から金杉橋まで走っていた都電に乗車し通学していた古い人間だ。大きく変貌してしまった渋谷駅の今のバスターミナル、ちょうどヒカリエという商業施設の前に、停留所があった。特徴ある東横線の扇形の屋根を毎日見ながら、電車に乗りこんでいた懐かしい日々。もっとも当時はこの路線は7000形ではなくさらに古い6000形だったと思うが、今回黄色に赤帯の車体が復活し、お別れのヘッドマークを取り付けたというので出向いてきたという訳だ。
満開の桜には間に合わず残念だったが、ならば現代の象徴ともいうべきスカイツリーをバックに撮影してみた。大部分が専用軌道になり、かつてのようないわゆる路面電車の雰囲気は無くなってしまったが、地元に根付いた庶民の足として今後も活躍して行くことだろう。
2017-04 都電荒川線 7001形
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