今回から整理も兼ねて列車名別に並べていきたい。まずは「北斗星」。
国鉄がJRになってから生まれた寝台特急「北斗星」は、青函トンネル開通によって走り始めたといってよい。それまでの青森行き夜行から青函連絡船というルートが直通に変わったことで、当時は随分と画期的に思えたものだ。ブルトレ「北斗星」自体も当初から3往復体制の強気と思われるダイヤだったが、これには時代背景が多分に絡んでいると読み取れる。こうして昨今の不景気にじっと耐え、身に染みたからこそ、当時の事が鮮明に蘇るというものだ。
アントンKも「北斗星」の撮影画像はそこそこ集まったが、個々に画像を見返して不満や落胆の念にかられるのはいつものこと。その時のベストで臨んでいることは間違えないが、こればかりは切りが無く今後もエンドレスで続く気持ちなのだろう。どうしても自分の好みの撮影ポイントでの画像が多くなるが、やはり上野~札幌の区間で、色々なカットを目指すべきだった。何をどう撮るか、と基本姿勢に立ち返ると、それを打ち崩すまでの心の余裕が生まれていなかったのだ。
掲載写真は、運転開始当初の「北斗星」。汚い画像でお恥ずかしいが、まだ専用塗装(星ガマ)ではなく、今でいう原色がけん引している。初期の頃、「あさかぜ」と並んで、ディナーにフルコースを味わえるような豪華列車だったことも思い出した。
1988-11-16 6004ㇾ EF8194 北斗星4号 JR東日本/東北本線:蒲須坂付近
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