先日偶然何十年振りかで、撮影中の旧友Ｍｉ氏に出会った。こちらもカメラをぶら下げて、同じ目的の貨物列車を撮影し終わってからの出来事である。学生時代は、しばらくの間あちこち出かけたこともある中ではあったのだが、彼は自分の進路の都合で僕等の前から遠ざかってしまい、それ以来疎遠になってしまったのだ。しかし、目の前にカメラを持ち佇んでいるのは、まさしくＭｉ氏だし、思い切って声をかけてみたら、やはりそこには当時そのままの彼がいた訳である。趣味というのは、不思議なもので、何十年の歳月も一気に飛び越えて、学生当時のように、お互い会話が弾む。こんな出会いもあるんだな～。いや、前にもこの手の出会いは経験があるのだが、これも、互いに同じ趣味を継続してきたからこそ。だから、益々止められない、ハマってしまうのだろう。
ここ１カ月、まだ日の出も早いこともあり、ＥＦ６４の貨物列車を中心に撮影している。少し前に書いた山貨でのＥＦ６４もそうであるが、都内近郊で、効率よくＥＦ６４を撮影できないか色々試行錯誤しているのだ。こうしてカメラを持って撮影現場に行くと、今回のような旧友との出会いもあれば、本当によく調べている、いわゆる同業者の方に出会い、色々ご教授頂き、また刺激を受ける。そんなに、カマの番号まで追いかけるつもりなど無かった自分ではあるが、廻りの方々は、それこそ完璧に調べ上げているようで恐れ入る。旧友Ｍｉ氏もまた、その一人であったので、さらに自分の中に火がついていくのが分かるほど・・カマ番、列番、運用をチェックする日々が続いている。