カドノート

フレンチアンティーク・カド店主の日常のあんなこと、こんなこと。

惹かれる**

2018-12-12 17:01:44 | 古いモノ


寒くなりましたが、体調など崩されておられないですか。

早くもスーパーにはお正月用品が並び、否が応にも年の瀬を感じなければいけない雰囲気ですが
今ひとつ乗り切れないでいます。
このまま取り残されたらどうしよう…とちょっと焦り気味。
その前にクリスマスも有りますしねぇ。。。(あーやだやだ(笑))


本日、12点の新入荷をHPでご紹介させて貰いました。














狙ったわけではありませんがー
これからの季節にピッタンコなものばかりの12点となりました。




刻印は有りませんが、18世紀のシャンティイー窯のオクトゴナルでしょう。
なんと!径が36,5cmも有ります。

「ヒビがはいってるじゃーん…」通常ならここでお皿をもとの位置に戻すのでしょうが
裏を見てみると…



カスガイのような金モノを使った修復。
これが個人的に好きで、購入の決め手となりました。

ホッチキスのように金属芯で分かれ目を繋ぐのですが
今ではお目にかかれない技法、どうやって入れたんだろう、どうして水が漏れないの?と
未だ尚、疑問は解決せずですが、「子はかすがい」と言う言葉が毎回頭に浮かび
その度に「うん、うん。うまい事言うな」と納得するのです。(1歩も進歩しません)

インスタでも少し触れましたが、私がまだハタチそこそこのお姉ちゃんだった頃
渡ったフランスでお世話になった仏人家庭は、結構な屋敷に住み
ザーマスなマダムと、妻に向かってvous(ヴー)で話す旦那
(説明に時間を要しますので端折りますが、「君」とかの砕けた呼びかけでなく敬語を話す)
何ともハイソなブルジョア家庭でしたが、出てくるお皿、出てくるお皿…割れてるのが多く
こんな修復でつないだものや、接着剤のようなものでくっつけたものばかり。

「お金持ちほどケチってホントだな」と、思ったかも。
それまで育った環境は、ちょっとでも欠けたお皿なんて処分してましたから、理解に苦しむし
軽いカルチャーショックでしたね。
(アンティークなどに興味のない、お宅のご主人状態です。(笑))

時はヒトを変える。
今では「ウチにカケのない、ヒビのないお皿って有るかなぁ…」と思う程。
「古い傷は物語る」というか、これまでの出来事を語りだすような気さえします。
愛おしく思えると言えば大袈裟でしょうか。

私が死んじゃったったら、勿論ぜーんぶ捨てられちゃうと思うけど
それまでは1枚1枚増えるお皿を大切に使っていくつもり。


なーんちゃって、カッコいい事言ってますが
入ったラーメン屋さんでカケたどんぶりが出てくると
「そりゃないでしょ」と思ってしまいます(-_-;)

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (nouvelle)
2018-12-14 13:11:59
kadoさん
そこそこ、そこがねぇ、、
自分にとっていいと思うものが、、『割れ』、『欠け』、貫入からの『染み』を良しとした古物で
果たしてそれが他人をもてなす食卓に?どうなのか??
ここはもう、、少しずつ、侵食して行くか(慣らし)、、解してくれなそうな人は招かないか、
と云うシステムです

難しい、、😰
>nouvelleさま (cadot)
2018-12-27 16:54:35
nouvelleさま

アンティークに興味のない方に、ヒビ・カケのある食器はで
おもてなしするのは、ちょっと難しいですね。

アンティーク好きな人達でさえ、ヒビ・カケは全然気にならないです。と言う方と
ダメージのないものを好まれる方がいらっしゃるくらいですから。

私は、一応ですね…アンティークに興味のないお客様用に
食器棚の中には、アンティークと気づかないほど(涙)の食器を確保していますよ。

我が家での食事会なんかも年々減り続け、日の目を浴びないキレイ子ちゃん達を不憫に思う今日この頃でもあります。

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