たつた良子のページ

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阿南市戦没者追悼式

2018年06月23日 | 日記
 平成30年度、阿南市戦没者追悼式にお招きいただきました。
明治以降の戦争で犠牲になった3141名を慰霊し、「二度と戦争はいたしません」と誓う場です。
 今年は自民党の国会議員、県議会議員、皆さん揃って他の行事があり、参加できないということでした。それで、県議代表の「追悼の辞」が私に回ってきました。

 沖縄では慰霊の日であること、地上戦があった沖縄では県民の4人に一人が犠牲になったことなど、阿南市長が式辞で述べられました。
 私は、平和を祈念し、不戦を誓う阿南の式典で、「憲法9条を守る」その思いを述べ、追悼の辞としました。

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 追悼の辞

 本日ここに、平成三〇年度阿南市戦没者追悼式が採り行われるにあたり、地元選出県議会議員を代表し、明治以来の大戦により亡くなられたすべての御霊に対し、謹んで哀悼の誠を捧げます。

戦後七三年を迎え、大きく時代は流れましたが、ご遺族の皆様は深い悲しみを抱えながら、戦後は、言い尽くせないご苦労をされ、現在の日本を築いてくださいました。

 人生の中で、最も輝かしい時間であるはずの青春時代を戦争する国で生きなければならなかった方々。
ある人は酷寒の地の、またある人は酷暑の戦場で、命をなくした方々に思いをいたすとき、戦争の惨禍、おびただしい犠牲と悲惨な体験をへて、日本国民が手にした憲法9条を守り抜き、憲法を生かした平和日本を築くために全力をあげなければならないと、決意をあらたにするものでございます。

 今では戦争を知らない世代がその大半を占める中、あの惨禍を二度と繰り返さないためには、戦争の悲惨さを風化させることなく、平和の尊さを次の世代に語り継いでいかなければなりません。

 今、世界の情勢は大きく変化してきました。朝鮮半島での平和の激動のもと、「抑止力」の名による政策では平和な国造りは立ち行かなくなると、その口実が崩れつつあります。
 戦争につながるすべてのものを取り除き、平和のもとで、人権と民主主義を大事にした社会を築くことこそ、戦没者の御霊への真の慰霊になると深く心に刻むものでございます。

 私たちは、もう二度と国策による戦争で犠牲者を出す時代に後戻りすることがないよう、平和憲法の精神を、不断の努力で守り抜く決意でございます。

 少子・高齢化が急速に進んでおりますが、県議会の一員として、豊かで住みよい社会づくりと、ご遺族の皆様が、住み慣れた場所で、安心して暮らせる福祉社会の構築に力を注いでまいります。

 結びに、戦没者の御霊が安らかなることをご祈念申し上げますとともに、ご遺族の皆様のご多幸とご健勝を心からお祈り申し上げ追悼のことばといたします。
                平成三〇年六月二三日
             徳島県議会議員 達田 良子






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