西橋本の美容室ANNEXです。

美容室での日常を中心に、プロとしてのアドバイスも伝えていきたいです。どうぞよろしくお願いします。

髪は何故傷むのか? 第三話

2020-01-11 00:12:45 | 髪について

遅ればせながら、

皆様、「あけましておめでとうございます」!!!

 

新年早々から

名古屋→相模原→群馬→相模原→大阪→相模原

・・・と移動していたものですから、ご挨拶が遅れてしまいました。

 

 

さて、

新年が始まりましたが、皆さんはどのように過ごされたのでしょう?

ゆっくりできたのでしょうか?

また、仕事の方もいたのでしょうね。ご苦労様でした。

 

では、年末の投稿の続きを致しますね。

 

髪はなぜ傷むのか?

今回は・・・美容師さんなら、、良く知っている「システィン酸」について。

カラーやブリーチ・・パーマの2剤などには、、つきものの酸化反応。

過剰な酸化がおこなわれることで、システィンがシスティン酸へと変化してしまう

反応について書いてみます。

 

元のシスチン結合に戻れば問題ないのですが、、システィン酸のまま髪に残ってしまう

のでシスティン結合の量が減ります、、システィン結合がしっかりあれば髪の弾力はなくな

りませが、、減ってしまうとバサバサの艶無しの傷んだ髪になってしまいます。

 

皆さんに一番伝えたいのは、

髪の内部のシスチン酸は、元のシスティン結合にに戻らない

ということです。


シスチン酸が増えることでシスティンは、減少しますから毛髪強度が落ちる、パーマが

かからなくなる・退色しやすいなどの現象がおきてくるわけです。

 

ここ大事ですよ(^^

 

 

これらをまったくゼロで施術が出来れば、、髪の傷みは少なくなるのですが、それは

パーマやカラーの施術上、、ちょっと難しい話。


ただ、基本を知っていれば、、これらの生成物を出来るだけ少なく施術することは出来ます。

 

 

んでは、、システィン酸への変化をなるべく少なくするには?

まず、酸化にかかわるわけですから、、カラーでの施術で防ぐのは至難の業だと

思います・・・(汗

しかし、パーマであれば、、何とかなります。

 

傷みの原因でもあるシスティン酸が増えると、、感触はゴワつき、濡れていると水分

で重く乾くと水分が無くなってパサパサになります。
このシスティン酸の吸収を、、抑えられるトリートメントが、、アネックスで使用している

「アミノコンク」です。

 

なぜ?という確実な理論は無いみたいなのですが、、、
化粧品オタクの変人美容師が、、アミノコンクを使用した場合としなかった場合を比

べると、、使用した後には、、システィン酸が増えてないという結果がでたそうです。

 

どうしてって?・・聞かれても・・

データ上はそうなっているけど、、、

なぜかは推測でしかないと言ってますので、、
正直答えはわかってないんじゃないかと思いますけどね。(大汗

 

で、この増えてないというのは、髪の内部が見えるわけではないですから、、、

無くなっているのか、一時的に内部のシスティン酸が成分と結合したりして無くなって

いるように数値が出てしまうってだけなのかはわからないのようです。

 

ただ出してみると、、増えてないといった結果が出るといった感じで、どうにも説明は出来

ないと言ってました。

 

ただ、、これだけは言えるのが、シリコンが付着して質感があがっているってだけじゃない

トリートメントが「アミノコンク」なんですね

 

パーマやカラーの変性してゴワついた髪もシスティン酸が多く生成されていることも原因

の一つですから、アミノコンクの使用はは大事です。

 

同じパーマ液を使っても、キレイに仕上げる店と傷ませるだけの店には、、

こんな差があるのです。

 

では、また。

 

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