アンを探して Looking for Anne

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「私のおばあちゃん」エッセイ優秀賞3 井上美穂さんの作品

2010年09月02日 | お知らせ
私の母方のおばあちゃんは、香川県出身です。
独特の訛でのおっとりした話し方や、孫の私のことを「美穂さん」と
呼んだりと、一見お上品な感じですが、ものすごぉくひょうきんで、
ビール大好き!!遊ぶのも大好き!!なおばあちゃんでした。
そんな、なかなか ひと言では言い表せない 私のおばあちゃんとの
思い出は たくさんあります。その中でこれを取り上げるのも・・・とは
思いますが、とっても小さい頃、みんなで歩いて夏祭りに出かける
途中のことでした。私の弟が突然しゃがみ込んで、何やら掴み、
「おばあちゃん、きのこ~!!」と手に持って見せていました。
すると、その物体をマジマジと見て、おばあちゃんは、
「そりゃぁネコのウンチやぁね~~!!」と言い、大笑いしていました。
大爆笑のおばあちゃんと、ネコのふんをきのこと思って握る弟の側で
「きちゃない・・・」と思ったことは覚えていますが、今となっては、
「そこ、笑うのかよっ!!」とツッコミを入れたい程です。
そんな、少し変わった一面を持つおばあちゃんは、私が中学生の
時に亡くなりました。
入院中、お見舞いに行くと、弱った姿を見せたくなかったのか、
「来たらいけんやんか・・・」と泣いていた姿がありました。
涙を流すおばあちゃんを目にするのは初めてで、私も大泣き
してしまいました。
亡くなってから随分経ちますが、私の顔がおばあちゃんに
よく似ていることや、おもしろい人だったねと何かと話題に
なる私のおばあちゃん。
我が家に飾ってあるおどけた写真が、今でもずっと
私を笑わせてくれます。
<コメント>
おっとりと、陽気なおばあちゃんが泣いた瞬間に、
思わず涙してしまいました。
今でも、笑わせてくれます、
で終わっているのもステキでした。


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