あんのおしゃべり

あんの想いを綴っていきます。

私の読書歴 その2 子どもたちの中に育つもの

2006-04-07 21:01:55 | 読書歴
小公女、小公子、家なき子、家なき少女、
フランダースの犬、少女ポリアンナ。
十五少年漂流記、ロビンソン漂流記、
若草物語、足ながおじさん。
赤毛のアンetc。
数え上げればきりがないけれども、
特に、私は十五少年漂流記のような
冒険物に興味を持った。
無人島に漂流してしまい、
自分たちで自給自足の生活を築き上げる、という
ストーリーを自分の中で、よく空想した。
小屋の間取りまでノートにしたためたのを覚えている。
そのうちに、私は自分の空想を
少女漫画や小説に書くようになったのだけど、
その前衛となった空想の時代。
子どもの足で徒歩30分もかかる小学校の登校中も、
友達と空想ごっこをしながら、歩いていた。
アテンションプリーズのドラマが
流行って、ドラマを見せてもらえない私も
友だちとスチュワーデスになりきっていたのを
今も覚えている。その空想の世界は、
今の子どもたちが、ゲームで経験する仮想現実よりも
もっと、新鮮な世界ではないだろうか。
そんな子ども時代をすごした私だったから、
大人になってから、あるときテレビ画面に映る、
北斗の拳のアニメを見て、見続けていることが
できなかった。
このようなアニメを見て、
子どもたちの中にいったい何が育つだろうか・・・
そんな風に感じたのを覚えている。

私の読書歴 その1 本とつきあう生活

2006-04-06 20:45:23 | 読書歴
小さな頃に親が本を買ってくれるなんて
ことはなかった。
たいていは、誰かからのもらいものの本が
本棚に並んでた。
でも、その絵本を読むのが好きだった。
小学生の頃は、夏に親がアイスキャンディを
買ってくれると
本を取り出して読みながら、アイスを食べた。
その頃気に入っていたのが、
『小鹿のバンビ』『小公女』『アルプスの少女ハイジ』
特に小公女セーラのお話は、
読むたびに泣いてしまった・・・

それが影響して、最初の頃よみあさったのは
少女文学という分野の本だった。
理由は、読みやすいから。
そうそう、あと江戸川乱歩シリーズも好きだったな。
私が本に親しんだのは、親が本好きだったのが
影響しているのだと思う。
父も母も、文庫本を片手にして、
就寝するのが常だった。
父の部屋には、ところせましと本棚が並んでた。

私が図書館に子どもたちをつれて、
本をたくさん借りていた頃は、
子どもたちも、競うように本を借りていた。
でも、その頃、子どもたちが読んでいたのは
まだ絵本の時代。
私が次第に本を読まなくなり、
子どもたちも学校の図書館からもあまり
本を借りなくなってしまった。
先週末に、本当に久しぶりに
書店で文庫本を購入した。
本とつきあう生活を取り戻してみようと思う。