Annabel's Private Cooking Classあなべるお菓子教室 ~ ” こころ豊かな暮らし ”

あなべるお菓子教室はコロナで終了となりましたが、これからも体に良い食べ物を紹介していくつもりです。どうぞご期待ください。

ハーブ

2017年07月14日 | ヴァイパー(毒蛇)ワイン

唐突ですが、エバーアードの手になる;チューダー式泳法によるスイミングの手引書 ( De Arte Natandi をご紹介しようと思います。 

その前に、「水泳」と言う文字が書物の中に登場するのは、ローマ時代以降に出されたものでは、1531年のサー・トーマス・エリオット著の "The Book Named the Governor" が初めてだろうと思います。どのような「水泳」の説明がなされているのでしょうか。( 政治家、貴族が持つべき政治観、道徳観、教育の在り方等が書かれており、ヘンリーⅧ世に献呈されました。)

 

The Boke named The Governourから;

アレキサンダー大王がインド遠征の折、パンジャブ東部の王ポロス( Poros  - 紀元BC.317年 )とヒュダスペス川をはさんで対峙した。大王は大きな河に向かって進む軍の侵攻を制止しようとした。歩を進めると河の水は馬の胸に達し、流れの中央では水は馬の首にまで達した。徒士の者たちはそれを見て恐れた。その光景を見てアレキサンダーは悔悟の念で一杯になった。今まで何故泳ぐことを学ばなかったのか、これほど悔やまれたことはなかった。彼は一人の兵士を水の中に放り込むと、槍を携えて流れの中に招き入れた。目標を見定め向こう岸まで一緒に渡りきった。他の者たちもこれを見習って、ある者は泳ぎ馬につかまって、ある者は槍や武器を持って身の回りのものと食料品を持って河を渡りきった。

 

BC.326  5月、戦いの行われた時期はインド全体が雨季に入り、ヒュダスペス河の水源であるカフカス山脈の雪が解け、河の水量も多くなっていました。また、アレキサンダーが渡河を試みた日は激しい雷雨の中という悪天候でしたが、逆にポロス軍に動きを悟られにくくなったこともあって、警戒を切り抜けて河を渡ることに成功した。(Wikiから)

          

「アレクサンドロス大王とポロス王」(シャルル・ルブラン)
 
                    ヒュダスペス河の戦い

  A painting by Charles Le Brun depicting Alexander and Porus during the Battle of the Hydaspes

 

 

つづく