アンの絵本日記&g

大人にも楽しめる絵本の紹介と
稲垣吾郎さんについて(時々)語ります。

今日の絵本

2013-07-01 10:07:58 | 絵本
「風車小屋ねこカッチェ」(7分半)
グレッチェン・ウェルフレ:文
ニコラ・ベイリー:絵
今江祥智&遠藤育枝:訳
BL出版:発行

1421年11月5日の聖エリザベスの日、北海からの猛烈な嵐のために堤防が決壊し、南オランダの小さな村が洪水におそわれました。
『風車小屋ねこカッチェ』は、この聖エリザベスの日の洪水の実話をもとにしています。
猫と小さな赤ん坊が、恐ろしい洪水を実際に生きのびたのです。
この洪水の後、村人たちはもっと大きくて頑丈な堤防を築き、海をせきとめることにしました。
二度と洪水の被害にあうことのないよう、家も風車も堤防の上に移されました。
新しくできた堤防は、勇敢な猫に命を助けられた赤ん坊を祝って「キンダーダイク」(オランダ語で「子どもの堤防」という意味です)と名づけられました。
現在でも、「キンダーダイク」には19の風車小屋が並んでいます。
ここを訪れる人々は、風車小屋ぞいに運河をくだったり、中に入って風車小屋のしくみを見学したりできるようになっています。
(あとがきより)