旅ゆけば

拙い旅の記録とひとりごと

中秋の北海道を行く② 登別温泉散策 室蘭からえりも町へ

2022-09-12 22:53:28 | 旅行
宿を10時にチェックアウトした後、大湯沼に向かった。潟沼を思い出させる青緑色の湖だが、こちらは、水面温度が50度、底からは130度の熱湯が噴出しているまさに登別温泉の元。大地のパワーを感じる場所だった。展望台もあったため、そこも含め散策した。大湯沼川天然足湯にも立ち寄り、天然の足湯も体験した。その後日和山火口に一番近づける日和山展望台にも行き(火口の地鳴りが聞こえるというので)、俱多楽湖も見た。湖に着いた頃曇り空が広がり、湖水には霧が出ている状態だった。誰もいない静かな湖は、神秘的だったが、とにかく人気がないし、一軒のペンションらしきものの他に人工物もほとんどなく、羆の心配が頭をもたげて時間が押していることもあり、早々に温泉街まで戻った。
その後は、地獄谷も隅々まで散策して、登別温泉を後にした。
そして昨日夕闇迫って時間切れだった室蘭に戻り、旧室蘭駅舎に行った(14:15頃)。そこに併設されている観光協会で、行ってみたかった「旧三菱合資会社室蘭出張所」への行き方を訊いた。その際に、「旧火力発電所(日本製鋼所)のカードをもらった。以前横須賀でやっていたトンネルカードみたいなものだ。
その出張所でも同様にカードをもらった。もらった2枚によると鉄シリーズと港シリーズがあるらしい。
その後、室蘭八景を周るということで、測量山展望台、マスイチ展望台、ハルカラモイ、銀屏風、絵鞆岬展望台を周った。景観は素晴らしい。街と自然界を繋ぐ白鳥大橋も美しかった。今回は、ここで飲食等はできなかったので、また来たい街だ。
ここでかなり時間をとってしまったため、室蘭を出たのが16時を過ぎていた。。。夫は、ここからえりも町まで250km位の道のりを行くことになり、宿のチェックイン時間18時は全く間に合わない、到着は20時過ぎることになり、夕飯キャンセルになってしまうかもと言い出した。 私ものんびりしてしまって時間配分を任せっきりだったのが良くなかった。 とにかく昼からろくに食べていないが、一路次の宿泊先、えりも町を目指してひた走ることになった(運転は夫だが)。途中宿に何度か電話したが、繋がらなくてそれも不安を助長させた(実はつぶれている?)。到着の目途がようやくたったころ(様似町辺り?)でやっと電話が繋がった。チェックイン、夕食時で取れなかったっぽい。何とか20時頃には、宿に到着することが出来た。 ありがたいことに夕食も別室に用意しておいてくれて(桶盛り刺身と毛蟹プランだったため必死)無事ありつけることが出来た。温泉は、モール泉ということで小規模ながらいい湯だった。多分その日の女性の宿泊客は私一人っぽかったので、貸し切り♪。
宿泊:えりも夕陽の宿 田中旅館


中秋の北海道を行く① 湖、地球岬と登別温泉

2022-09-11 22:20:45 | 旅行
始発のバスで大船駅まで出て、大船発5:30の羽田空港行きのバスに乗った。
羽田空港第2ビルには、6:25頃の到着、羽田6:55発 新千歳着8:25のADO11便に搭乗した。
空港に到着後、結局9時頃まで待って、タイムズレンタカーでレンタカーを借りる。今回、全工程で運転は夫。(私の運転は危なっかしすぎるということで。。)
最初の目的地は、支笏湖(10:30頃着)である。支笏湖は、定山渓温泉で泊ったいい宿(定山渓第一寶亭留 翠山亭)の系列宿があるという位しか知識がなかったが、行ってみると水の透明度が高くてとても美しい湖だった。湖畔を散策し、その後は、洞爺湖へ向かった。湖畔に行く前に、昭和新山にも立ち寄った(13:33頃着)。有珠山ロープウェイに乗った。晴天につき、眺めがよい。活火山であることも感じられる。その後、洞爺湖湖畔に向かった。支笏湖に比べればこちらの湖の方が大きく、有名だと思うが、透明度は支笏湖の方が上だった。
その後は、室蘭市まで南下し、地球岬に行った。到着時は、すでに17時頃だったが、岬の灯台と室蘭八景と呼ばれる金屏風とトッカリショ浜を見ることが出来た。室蘭は、炭鉄港と呼ばれるだけあって、地球岬側から見渡すと沿岸部を中心に工業地帯そのものの風景が広がっており、何となく呉に似ていると思った。工業地帯や住宅街のエリアと地球岬や室蘭八景がある海側の荒々しい自然の景観、そのギャップが不思議な魅力を放っている場所だと思った。
鎮守府(横須賀・呉・佐世保・舞鶴)と同じ日本遺産の街としても何だか親しみがある。 生前祖父が室蘭に出張していたということを母から聞いたことがあって、当時から続いているであろうこの街の雰囲気と景観に何か特別なものを感じた。
この日の宿は、登別温泉の「ホテルゆもと登別」だった。源泉かけ流しということで風呂の泉質は、硫黄泉、食塩泉、酸性鉄泉、混合泉とあり、さすが全国屈指の名湯というだけあっていい湯だった。