旅ゆけば

拙い旅の記録とひとりごと

25年ぶりの函館へ 湯の川温泉泊

2021-10-24 19:00:00 | 旅行
すっかり江差に長居したので函館についたのは、夕刻だった。今宵の宿にチェックイン時間の後ろ倒しを電話する。
函館山の夜景を見たくて、一路函館山へ、この時期はロープウェイの定期点検ということでロープウェイが使えないことは夫が把握済だったので車で山頂に行こうとするも、夜21時以降まで一般車両乗り入れ禁止となっていて止められてしまった( ;∀;) ガーン。なんと夜景はお預け。 25年ぶりの夜景観賞は果たされなかった。
函館の夜景、いまだに独り相撲の「恋心」真っ最中だった高校生時代を思い出す。
修学旅行で、学校は違えど行先は同じ北海道だった。函館山の夜景の美しさにいたく心を奪われた。この煌きを全然共有出来ない寂しさ。向こうは私など眼中になく、青春を謳歌しているのだ。
全くこんなに時間が経っているのにいまだ心に浮かんでくるとは。我ながら呆れるというか、、まさかいまだに好きなのか?!とも思ったが、それはないだろう、言葉を交わしたのはフラれた時だけ、最後に見かけたのは、確か私が23歳頃の混んだ電車の中。既に20年近くの時が流れているのだ。
完全に遠い妄想の中の人。多分実際の人物とかけ離れているだろう。しかもその実際と接触することは、今後無いだろうな、と思う。
ただ報われなかった空しい思いというのは、想像以上に消えにくい哀しさになって心のどこかに残っているものなのかな、と思った。

今日のお宿は、夫が学生時代にも泊ったことがあるという「旅館一乃松」。
良いお宿だった。



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