地球のためではなく自分のため

なんだか、私はエコに関心がある人のように見えると思うのですが、
実は全然です。
パーマカルチャーに関心を持ったきっかけは、
アロマテラピーとか自然っぽいのに、やっている環境が都会の真ん中だし、
植物のことそんなに詳しくないし、全然自然じゃない繋がりのない気持ち悪さを
感じたことなので、まかり間違っても地球環境のために何とかしなくては
という意識は微塵もありませんでした。

しかし、この辺のことを学んでいくと、いま、地球環境が変わってきているんだな～、
結構大変なことなんだなということが、知れば知るほど良くわかる。
知らないって怖いと思いました。

でも、自分の基本スタンスはかわらず、地球のために何かやろうとはあまり思わない。
「やらないと自分が気持ち悪いから」というあくまでも、
自己中心的なスタンスですが、それでいいと思っています。

15日にフェルデンクライスの冬のトレーニングが終わったけれど
（まだまだ続くのよ）、長年の懸案事項であった右肩の不具合の要因が明確化し、
自分の中ではすごい満足感。なんか、がんばりすぎているところがあったみたいです。
体か快適であるためには、自分がやりたくないことや
気持ち悪いことはしないのが一番（都合のいい解釈かもしれないので
間に受けないように）。
人間、大人になっても学ぶことがいっぱいあるんだな～よいうのが、
いまさらながら今セグメントの感想。フェルデンクライスの報告はまた今度。

それで、この前、ニュース23で映画『不都合な真実』プロモのため来日している
ゴアさんがでていて、地球環境破壊のことを語っていたし、
最近、富にマスコミで環境のことを取り上げ、「地球を救おう」みたいな呼びかけをよく聞く。
今日も、どこかの旅行会社が沖縄の海にサンゴを植えるツアーをやっている
というをラジオで聞いた。沖縄のサンゴを救おうってことだと思うけれど、
成長の早いサンゴを選んだとのこと、生態系の調査をちゃんとして
決めているなら良いなと思った。

でも、そのこころは、ほんとに「地球を救おう」なのだろうか？
というのが最近の疑問。
地球は何度も巨大隕石に衝突されて火の海になっているけれど、
ちゃんと緑が復活して、水と緑の星に回復しているというのを、テレビで見た。
人間が二酸化炭素を排出し、オゾン層を破壊して、
海面が上がったり、食料がなくなったりして、
それに伴って多くの生物や人間が絶滅したとしても、
地球がなくなることはないと思うのです。
専門家じゃないからわからないけれどね。

だから、地球を救うって言うのは恐れ多いことで、
自分たちが存続できるようにしなきゃ、
ってことじゃないかと思うのだよね。
地球のためじゃなくて自分のため。
しかし、自分のため＝自分を生かしてくれる環境、そして大切な人のため、
そういうことじゃないかと思う。

結果的には一緒なのだけれど、
私はどうしても、「環境のためにがんばります」っていうよりは、
「このままでは、自分は快適じゃないから、快適なようにします」というやり方になってしまう。
だって、知識として知れば、「そうか、地球環境はたいへんなんだな」と思うけれど、
知識がなかった場合、感じ取るのは自分の感覚であるしね。
自分が感覚タイプの人間だからそうなのかもしれないですが。
だから、自分の体や心や直感は鋭敏に繊細にしておきたいものだと
常日頃思うのです。

地球のために我慢するとかは本末転倒で、
自分の欲求と環境（自然環境、社会環境も含めて）との調和を取るのが
自分の中での課題というかバランス感覚かなぁ。

「○○のために」と大義名分を立てれば、
自分の本質と向き合わずに済むかもしれないが、
そんなのは、たぶん、何度転生してきても突きつけられる課題から
逃れていることになる気がする。
たぶん、自己犠牲的に何かをするのではなく、
自分が持っている深いところの欲求に耳を傾けることができたら、
そうそう、周囲との分断や不調和を生み出すことはないと思うのですが、どうだろうか？