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草原を走るキリンのような馬~アイダホ州ハガーマン

2014-09-22 00:48:47 | 旅の知恵



「この町には何百万年も前の化石層があるのです。
これについては明日に譲るとして」

という初心に戻って(笑)
今日こそ、アイダホ州Hagerman(ハガーマン)の化石についてのおしゃべりです。

この、人口872名(2010年)の小さな町に
どうして人々が浪漫をかきたてられるのかと言えば
そこに何百万年も前の化石層(Fossil Beds)があるからです。

どのくらい昔?と言えば「Pliocene」と言われる時代。
日本語では「鮮新世」。
こんな言葉、英語でも日本語でも知りませんでしたけれど
とにかくとにかくものすご~い大昔。

どのくらい大昔かと言えば
500万年前から258万年前の
新世代の第五の時代、新第三紀の第二の世代ですって。

そんな時代に生きていた草食・肉食180種類の動物と
35種類の植物の化石が
このハガーマンの町で見つかったのです。
しかもそのうち8種類は世界中でここだけ。
43種類はここで初めて。

「Fossil Beds」(化石層)に行くには
町から車で山道を登って行きます。
いくら「人々の浪漫を駆り立てる」などと言ったって
実際には見渡す限り私たち二人っきりでしたけれど(笑)。
だからなおさら「浪漫」です。

観光バスが並んでいて
入場券を買って、柵で囲まれた中に入り
あちこちでみんなが写真を撮っていたり
馬の真似をしていたりしたらかなり興ざめ。

ここで一番有名なのは
「ハガーマンホース(Hagerman Horse)」と呼ばれる
馬の頭蓋骨の化石です。

なにしろこれまで200体もの完璧な化石と
その他、数えきれないほどの化石の一部が見つかったというのです。
今でも毎年3千以上もの破片が見つかっていると言います。

ところで
馬というのは北米が起源なんですって。
そして最初の馬は、まるでキリンのような骨格だったのですって。


別にここまで来たところで
キリンのような馬に会えるわけでもありませんし
掘って化石を見つけることもできませんし
売店も、休憩所も
なんに~もないただのだだっぴろい
だ~れもいない丘の上ですが
だからこその「浪漫」です。

心地よい風が想像力を運んでくれて
目をつむれば
Golden Rod(セイタカアワダチソウ)繁る草原を
キリンのような馬たちが走ります。



ご訪問をありがとうございました。
どちらでも一つ押してくださるととても嬉しいです。
どうぞ良い一日でありますように!


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