Rain or Shine~メイおばさんの宝箱

雨が降れば虹が出る、晴れた空には光が躍る。
雨でも晴れでも歩きましょう!
世界のどこかから、あなたへ贈るメッセージ

アマゾンが本屋さんに@シアトル

2015-11-26 13:48:56 | 
東京では、まだまだ本屋さんを見つけるのに困ることはありません。
私の住む町でもだいぶ前に
駅のこちら側と向こう側にあった二軒の本屋さんがなくなりましたが
その代わりに大きな本屋さんが駅ビルの中にできました。

アメリカでは、今や本屋さんを見つけるのは一苦労です。
店数も売り場面積も全米一、二を誇っていた「Borders」が撤退し
私たちの前から姿を消してしまい
メイおばさんの楽しみ、メイおばさんの暇つぶしがなくなってしまってから
もう4年以上がたちました。

電子書籍の普及や、ネット販売などが年々領域を広げて行く中で
店舗を持ち、管理をし、顧客とのface-to-faceのビジネスを続けて行くのは
さぞかし大変だったのでしょう。

「Borders」は自由に「立ち読み」どころか「座り読み」ができる本屋さんでした。
店内にはカフェがあり、コーヒーカップを手に「座り読み」する人もいました。
新本が汚されるリスクもあったでしょうに、実に寛容に本好きを受け入れてくれました。

そこは私たち本読み人間にとっては
単に本を買う場ではなく、本に触れる、本を読むという文化を楽しめる
とても居心地の良い癒し空間でした。

シアトルのダウンタウンでは、まだ大きな本屋さんが一軒
良き時代の文化を捨てることなく頑張っています。
それが目抜き通りのショッピングモールの一角にある路面店、「Barnes & Noble」です。


今ではここが、「Borders」なき後の
メイおばさんの楽しみ、暇つぶしの場となりましたが
ここもまたいつかは消えてしまうのかと案じていたら
今月初め、ちょっと元気になる報が届きました。

11月3日、あのアマゾンが、何とその発祥の地シアトルで
本を並べるリアル本屋「Amazon Books」を開店したと言うのです。
価格は通販と同じだそう。


ちなみにアマゾンの本社は今もシアトルにあります。
目下ダウンタウンのど真ん中の広い敷地に新本社ビルを建築中。
メイおばさんもシアトル暮らしの間は、しょっちゅうこの前を通っています。

オンライン専門アマゾンの新路線
もしこの実験が成功すれば
他の場所にも開店する予定もあるそうです。

野次馬根性もあって(笑)
シアトルに帰ったらすぐに飛んで行くつもりのメイおばさんでしたが
今度は日本で新しい動きが出て来たではないですか。

5年前に閉店してしまった渋谷の「HMV」が
読むライフスタイルへの提案を掲げて商品の6割方を本にして
「HMV & BOOKS TOKYO」という名のもと
今月19日に復活しました。

温泉で有名な草津の町は
町立図書館「湯けむり図書館」を作ってしまいました。

温泉マークの暖簾をくぐると、たくさんの書棚が並んでいるとのこと。
温泉街や草津白根山を一望できる窓辺には
全長約40メートル、44席の読書カウンターもあるのだとか。

アメリカも日本も、都心も地方も
なかなかいい動きになって(戻って?)きましたね、とばかりに
「紙の本」読みのオールドファッション・メイおばさんは
ちょっとニコニコしています(笑)。

冷え込んできました。
皆さまどうぞ風邪などひきませんように
暖かくしてお出かけくださいね。
 
読んでくださってありがとうございました。
どうぞ今日も良い一日でありますように。
ライフスタイル ブログランキングへ

海外旅行 ブログランキングへ
―――――――――――――――――――
「メイおばさんの料理帖」はこちらです。
よろしかったらどうぞ覗いてみてくださいね。
11月25日:明日の感謝祭には七面鳥?
11月24日:日本版アクアパッツァ
http://blog.goo.ne.jp/mayobasan