Rain or Shine~メイおばさんの宝箱

雨が降れば虹が出る、晴れた空には光が躍る。
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ギャップイヤーの存在感

2013-06-15 23:45:51 | キャリアについてメイが思うこと

昨日手にした学校案内は、A4サイズのカラー判。
カナダにあるこの学校は幼稚園からGrade 12(高校3年生)まで、文武両道、かなり質の良い少人数教育に徹しています。海外からの生徒も多いために、キャンパス内に寮も整備されています。一言で言えば、「ああ、メイもこういう学校で青春を送りたかったなあ。」と思わせる所(笑)。

ページをパラパラとめくっていたら、2012年のGrade 12(高校3年生)の進路一覧が出てきました。ほら、よくあるじゃないですか。合格した大学をずらりと誇らしげに並べている表が。

世界中のどこの大学に何人受かって、そのうち何人がそこに入学したか。
そんなことはフムフムと一覧するだけで、とりわけ面白いものでもないのですが、目が留まってしまったのは、卒業生全員151名が選んだ学びの領域、「Fields of Study」と言う部分でした。
表はアルファベット順に並んでいます。

Agriculture(農学部)      1人
Applied Science (応用科学)  3人
Arts (芸術)          21人
Business(ビジネス)     32人
と始まって
最後は「V」の「Visual Arts (視覚芸術)」1名で終わるまで、全部で28分野にわたっています。

このBからVまでの間にGがありました。
それが「Gap Year(ギャップイヤー)」だったのです。

しかも、151人の卒業生が選択した専攻分野のトップ5の中に、堂々ランクインしていたのです。

1位  Business(ビジネス) 32人
2位  Sicence(科学)    22人
3位  Arts (芸術)     21人
4位  Enginerring(工学)  16人
5位  Gap Year(ギャップイヤー) 14人

驚いて、この学校にお子さんを通わせていたカナダ人の友人、つまりこの案内を見せてくれた友に聞いてしまいました。

「ねえ、このギャップイヤー14人って、つまり大学に入れなかった浪人生ということかしら?」

すると彼女が一瞬きょとんとした後で、こんな風に答えました。

「そういう見方もあるかもしれないし、実際そういう子もいるのかもしれない。でも、私が知る限り、この子たちのほとんどは、かなり主体的に自分から『ギャップイヤー』を選んでいるはずよ。だってそれは大学に入るのと同じように立派な『進路』なんだから。」

いいですよねえ、こういう考えって。
「ああ、こういう学校で青春を送りたかったなあ。」と思うメイは、「ああ、卒業したらギャップイヤーに入学したかった!」とも思うのです(笑)。


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