前頭側頭型認知症の方は社会生活を営む上での常識や枠の中での生活は困難になってくるので、早めの診断と周りの理解が必要だと思います。
介護する側の理解が進むと、周囲がとても柔らかくなり、全体がまとまってきます。相乗効果でしょうか?
仕事も楽しいし、利用者もニコニコ声を出して笑ったり、笑顔が絶えません。
しかし、そこに一般常識を携えた認知症の方、(スタッフも含む)と一緒に生活すると、ストレスになります。
食事もみんな揃って食べましょう
人の部屋に入ったらダメ!
便器に手を突っ込んだら汚いでしょう。
洋服もそんなに着込んで大丈夫?
反対にそんな真夏のズボンじゃ寒くない?
トイレットペーパーを次から次へと収集するクセ
人の衣類を持っていくクセ
ダメダメというと、余計にダメな事をするクセ
どれもこれもオールオッケイ😍
その後のフォローはスタッフが行いますが…
全て受け止めると、そういう行為は気にならなくなるし、少なくなってきます。
外側をどうにかしようと思っていた頃、ドクターと相談して薬を増やしたり、それをしちゃダメだとか、ついつい注意をしてしまうのですが、自分たちが理解し自分の受け入れ態勢ができた時、すべて調和することがで来ました。
やっぱり、外側をどうにか対処するのではなくて、自分の内側を変えるだけで物事が変わっていくのだと改めて思いました。
教えてくださってありがとうございます。利用者の皆様。