昨日3月18日正午ごろに、私はここ五條市西吉野町川岸を
訪ねました。
「啓翁桜も、サンシュユも綺麗に咲きましたよ。」
同じ職場にいたことのある、Tちゃんからお知らせの電話が入りました。
とても嬉しい春のお便りです。
丹生川の清流が山間を縫って流れる、町名の通り川岸に
「桃源郷」と呼びたくなるような、花木の里があります。
初めて訪れてからもうかなりの年が経ちましたが、春の訪れの最も好きな
色あいを見せてくれます。
五條市から下市に続く県道110号線の、五條市と下市と接する位置にあります。
山間なので日照時間の最も良い場所に、生計のために植栽されて、花の最も必要な時に合わせて
出荷するためにいい条件で保管して、その残りが本来の花の開花の季節の今、
ここを訪れる人たちに、春の訪れを告げ、その喜びを与えてくれているのです。
だから木の高さが、自然のものより低く、作業をしやすくしています。
木の高さが低いため、遠目には、ポコポコと花が密集して美しく見えます。
まるで全景は、盆栽のようだという人もいます。
足が元気だったころは、吊橋を渡って花の下を歩き回ったこともありました。
花木の間を通って頂上まで登ったりしたものでした。
花と一体になって春を喜ぶようなときを過ごしました。
ピンクは、啓翁桜です。
黄色いのはサンシュユです。
例年なら、何人かのかけらマンさんと出会うし、バスで来られている人も
見るのですが、今年は私の車が1台あったきりで、花に向かっているのも
私だけでした。
今が1番の見頃です。
お天気のいい日にぜひ訪れて、ことしの朧な美しい川岸の風景を
ご覧になってください。