「この国のかたち」的こころ

敬愛する司馬遼太郎さんと小沢昭一さんに少しでも近づきたくて、書きなぐってます。

エマ終わっちゃいましたねえ ネタバレ注意!

2006年05月28日 23時50分42秒 | 書評
エマ7巻

エンターブレイン

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終わってしまいましたねえ。カミさんなんか読み終わった後、ため息ついてこの後どうなってしまうのだろうって言ってましたので、僕が横からこれで最後なんだよと教えてあげると、「え~!ほんとにいい!」と声上げてましたな。

 それくらい消化しきれていない結末でしたね。

 本屋さんで手に取ったときに、やけに分厚いのでこれが最終巻かなと思ったので僕はそんなに驚かなかったのですが、皆さんはどうでしょう。

 なんと言ったって前回でアメリカに連れ去れたんですから、そう簡単に裁可できないでしょうと思っていたのですが、実にあっさり逢わせましたね。

 どうも人気が落ちて、やや強引に最終回にもっていった節が見られるのですが、間違いでしょうかね。

 もともとメイドでメガネっ娘が主人公ですからキャラクターに無理な行動をさせるわけに行かず、アイデアが底をつき始めたのではないかともいます。

 でーも歴史大河ドラマのごとく、戦争なりなんなりを絡めていけばそれなりに継続できたんじゃないかと思うのですが、それをしなかった所に逆に潔さを感じています。

秋本康の逆襲! AKB48はモー娘。を超えられるかについて考える

2006年05月28日 14時20分18秒 | 人々
スカート、ひらり
AKB48
インディペンデントレーベル

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 秋本康と言えば僕らの少し下の世代にとっては忘れられない人だと思う。とんねるずと組んで素人とアイドルの中間の存在を作り上げ、アイドルに生活感と生々しさを盛り込んで時の青少年の心を刺激し続けた人だ。

 モー娘。のハロープロジェクトは最近すっかりなりを潜め、卒業したメンバーも目立たない存在になりつつある。

 かつてのモー娘。が、おじさんも引っくるめた国民的アイドルだったの新陳代謝を優先させたがために、記憶が追いつかずに高齢層のファンを離れさせてしまった。
 
 そして今、アイドルはオーディションではなく、秋葉原から生まれつつある。自分だけのアイドルを求める、自分が直接に係わってあげないと成立しないアイドルこそが今の時代に求められているのだ。

 自分だけが認めるアイドルが、メジャーになりすぎると遠く手の届かない存在になったとして身をひく。

 アイドルという存在と矛盾する価値観をどう克服するか。

 秋本康の戦略はかなり念が入っている。

 彼は秋葉原にAKB48の専用劇場を設け、一律1000円で公演を行っている。公演は午後7時開始。

 券は当日券のみ、午前11時からの販売になっている。

 小劇場で数をこなす。

 メンバーは総勢37名という多さ。

 その37名がAチーム、Kチーム、Bチームに分かれて公演を行うわけだから、自分だけの…と錯覚させることの出来る舞台が用意されていると言える。

 そしてメンバーのほとんどがブログを開設しており、コメント通して間接的ではあるがコミュニケーションが可能であり、しかも彼女たちの私生活に近い情報が手にはいるかたちになっている。

 と、まあ、こんなことを言っても知ってる人は今更なんだよと言う批判を受けそうだが、今度発売されるセカンドシングル「スカートひらり」がかなりおニャンコ風で、これは秋本さん中高生狙いじゃなくて、30代後半から40代のおニャンコ世代をターゲットにアキバ系の独身金余りの連中を夢中にさせようっていう魂胆じゃないかと思ったりするのです。

 今の中高生はもう少し現実的で、むしろバブリーな大人の方がメルヘン的現実逃避を望んでいるんじゃないかと思うのですね。

 で、「スカートひらり」はパソコンテレビGyaoの音楽ページに行くと「これでもか!」っていうくらい、プロモーションビデオが聞けますので、宜しかったらどうぞ。

 ちなみにAKB48の公式HPはこちらです。

 えーっと、すみません、スカートひらりっていうタイトルフレーズだけで、売れるんじゃないかと勝手に想像してますんで悪しからず。