「この国のかたち」的こころ

敬愛する司馬遼太郎さんと小沢昭一さんに少しでも近づきたくて、書きなぐってます。

便乗企画 幸せってなに?

2005年06月29日 23時16分41秒 | 妄想
 瀬川南さんが仲間と始めた企画だそうで、3人で同じテーマを書くのだそうです。

 さあて、僕にとっての幸せって何なのかなと考えてみます。

 時たま若い人たちに、人生をやり直せるとしたら、どの辺りからやり直したいって聞いてみることがあります。

 そうするとたいていの人たちが、やり直せるとしたら…て考え込んだりします。

 「えー!やり直す必要なんてありませんよお~」とか反論する人はいません。そしてその時期は小学校だったり、中学校だったり、高校1年の夏だったり色々なんだけど、共通しているのは誰もが学生時代だってことなんですね。

 大人になってからというのは余り無いですね。

 もっと勉強しとけば良かった。という後悔かと思いきや、そういうのは少数派で、何か他人に言えない事情の人が多いようです。

 所詮は戯言ですから、それ以上突っ込むわけにもいかず、話はそれで止まってしまうのですが、できはしないのに結構真剣に考え込む人が多いのです。

 人には後悔などというものがつきまとい、そいつを尻尾のように引きずりながら生きているのだけれど、どうにも尻尾を切ってしまいたい衝動に駆られたりします。

 そいつがどうにも重くなると人はそれを不幸と感じるようです。

 しかしながら後悔のない人はこの世に余り存在せず。その意味では人は誰しも不幸になる資格はあるわけす。

 でも、人は元気なうちは、尻尾を重いと感じるわけでなく、振り返ったりしなければ、存在すら忘れていて前を向いて歩いています。

 じゃあおまえはどうなんだと言われると、これだけ年を経てくると、自分自身の人生を振り返り、どの時点でやり直しを考えてみても、決して、現在のようにはならず、今の娘にも、今のカミさんにも、今の仕事にも、今の仲間達にも会えるわけではなく、後ろを見れば、恐竜並みの尻尾はあるのですが、もう一度やり直すのは恥ずかしくて、今の自分を良しとするならば、どうやらそいつがまあ幸せってやつらしいのです。


 お粗末でした。