「この国のかたち」的こころ

敬愛する司馬遼太郎さんと小沢昭一さんに少しでも近づきたくて、書きなぐってます。

BLOGのセキュリティ gooのしてくれること

2005年03月28日 17時15分41秒 | BLOG論
 今日は禁止事項の話です。




第12条(禁止事項)
1.会員は、本サービスを利用するにあたり、以下に該当し又はその恐れがある記事及びコメントを投稿することはできず、また、以下に該当する会員情報(公開情報を含みます)を登録すること及び以下に該当するサイトをリンク先として登録することはできません。
(1) 公序良俗に反する場合
(2) 犯罪的行為を助長し又はその実行を暗示する場合
(3) 他の会員又は第三者の知的所有権(著作権・意匠権・特許権・実用新案権・ 商標権・ノウハウが含まれますがこれらに限定されません)を侵害する場合
(4) 他の会員又は第三者の財産、信用、名誉、プライバシーを侵害する場合
(5) 法令に反する場合
(6) 他の会員又は第三者に不利益を与える場合
(7) 他の会員又は第三者に対する誹謗中傷の場合
(8) 選挙の事前運動、選挙運動又はこれらに類似する場合、及び公職選挙法に抵触する場合
(9) 自己又は第三者の営業に関する宣伝のみを目的にする場合
(10) 未成年者に対し悪影響があると判断される場合
(11) 本サービスの運営を妨げ、又は、当社の信用を毀損する場合
(12) 故意で虚偽の記事を投稿する場合
(13) 会員情報が本項各号のいずれかに該当する場合
(14) 本規約に違反する場合
(15) その他、当社が不適当と判断する場合


 (1)から(15)に相当するような記事とかコメントをしちゃダメですよって言ってますね。

 でも判断基準は原則的に自分でしなさいと言ってるわけですから実際は何でもありと言うことですね。
 ここで見逃せないのは(15)でその他、「当社が…。」がと言う点で、これは次で効いてきます。

 

2.当社は、会員が投稿した記事又はコメントが前項のいずれかに該当すると判断するときは、当該記事もしくはコメントを投稿した会員又は当該コメントが投稿された記事を公開している会員の承諾を得ることなく、かつその理由を会員に説明することなく当該記事もしくは当該記事を投稿した会員が公開しているすべての記事又は当該コメントを削除することができるものとします。この場合、当社は、当該記事を投稿した会員の会員資格を失効させることができるものとします。

 記事やコメントが常識を外れていると「goo」が判断した場合には、なんの連絡もナシに有無を言わさず削除させることが出来て、酷い場合には会員資格を剥奪することが出来ると言ってます。
 
3.会員は、自己の会員ページにおいて、第1項各号のいずれかに該当するコメントが投稿されていないかどうか及び第1項各号のいずれかに該当するトラックバックがなされていないかどうかどうかを確認するために監視を行うものとします。

 これってすごくありません?
 24時間態勢で監視するんでしょうか?一日に何万の記事がアップされるか知りませんが、それに対するコメントの数や、画像まで含めるとかなりの数になるはずです。

 何人のスタッフが常駐でどのような仕組みになってるかしりませんが、ラッシュアワー時には秒単位で上がってくる記事にどう対処するのか聞いてみたい気がします。


4.当社は、本条第2項の定めに従い、当社又は会員が記事もしくはコメントを削除したことに起因して会員に発生した損害について何ら責任を負わないものとします。

5.会員は、自己が投稿した記事、コメント又はリンク先が本条第1項各号のいずれかに該当するとして、第三者から問い合わせ等がなされた場合、本規約第9条の定めに従い当該問い合わせ等に対応するものとし、かつ当社を免責するものとします。

 不適当なコメントや記事に対応する現実的な部分は、ここら辺りから見えるような気がします。つまりクレームがgooに入ると、gooが対処するのではないか、監視しているのは良識ある観衆達ではないかと考えてしまいます。

 それともコンピューターが自動監視していて、いけない単語や画像を自動的にピックアップしていて、それに対して職員が対応する形になっている…。

 あったらすごい。

6.第2項の定めに従い、会員資格が失効した場合、当該会員は、gooIDユーザーの資格も同時に喪失するものとします。なお、当社は、会員が会員資格を喪失した後も、本規約第11条の定めに従い当該会員の会員情報を利用することができるものとし、また当該会員が投稿した記事があるときは、当該記事を自由に使用することができるものとします。  

 
 会員資格を失効した人に対するフォローですな。

 えーと、ブログのセキュリティは自己に任されているってのは基本ですが、gooに申告すればそれなりの対処はしてくれると考えても良いのかと思います。

 ただ、これからもブログをする人は増え続けるでしょうから、危険性は増し、ある程度の犠牲者の経験をもとに規制強化や法制化されていくでしょうから、その犠牲者にならないことが寛容かと思います。

 で、そのためにどういうことが必要かというと、自分のブログの健全性を維持していくことが今のところの最前かと思います。

 過激な言葉遣いや言い回し、独りよがりの記事、アクセス稼ぎのためだけに記事をアップしていく行為は厳に慎むべきかと考えています。

 コメントや画像についても同じことが言えるわけで、余ほどの有名人出ない限り、個人を特定できる画像は危険と言わざるを得ません。
 個人のブログであっても事務所なり、その道のプロが管理している場合は問題ありませんが、我々のように個人的に法律的背景を持たない素人はプロフィールを公開するべきではないし、そこまでセキュリティは完成していないと考えられます。

 gooの場合、してくれるのは記事、コメントの削除と会員資格の剥奪だけです。
 それ以外の損害については、一切保障しないことを前提にほぼ無料でブログを運営させてもらっているわけです。

 そうか!そうするとブロガーが100万人くらいになったら、ブログ保険というものも成り立つかも知れませんね。
 1ヶ月150円くらいで、ブログ同士のもめ事の仲裁や裁判費用を代行する。もしくは慰謝料をかわりに払ったり、失われたデーターを取り戻したりする。

 ブログ探偵社なるものもあったりして、嫌なやつを見つけ出す。

 全く社会の縮図になって、ブログの世界でもう一人の自分が社会生活を送っていく。

 この辺までくると妄想ですが、とにかく今日安全でも明日は安全では無いかも知れないことを肝に銘じておかなくてはいけないのが発展途上のブログ界だと思いましょう。