風雅遁走!(ふうがとんそう)

引っ越し版!フーガは遁走曲と訳される。いったい何処へ逃げると言うのか? また、風雅は詩歌の道のことであるという。

ナガサキ、信州、天の河

2008-08-09 23:47:16 | コラムなこむら返し
 11時02分??お茶を買いに立ち寄った松本のスーパーの駐車場でラジオに合わせて黙祷。そのあたりでは、残念なことにサイレンも鳴らされていないし、日常の光景がいつものように続いていたようだ。
 信州の高原で過ごし、帰宅の途中だった。63年目のヒロシマとナガサキの間の日程で、星を見に信州へ行ったのだった。まわりに星の観測をさまたげるような一切の光がない、闇の中で天の河に抱かれに行ったのだった。とりわけ8日の夜は、深とした思いで星辰のめぐりをずっと見ていた。
 ずっと以前に、佐渡のどんでん山で見た天の河の見事さには、比べようがなかったけれど、それはこのところの不安定な気候のありようがからんでいたのだろう。
 そこで、芭蕉にはかなうべくもないだろうが、一句詠んだ。

 星辰に のぞき魅入られ 天の河(JUN)


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4 コメント

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私は先月は、死んだおふくろの話を聞くために、五... (ダルマ舎)
2008-08-10 12:17:44
私は先月は、死んだおふくろの話を聞くために、五島列島に住む88歳になる伯母や、長崎に住む叔父に会って来ました。そんで、今週は、85歳になるカミさんの母親を連れて、栃木に墓参りに行って来ました。おそらくどちらも、生前、最後になるだろう旅でした。残りの夏は、自分の旅をする予定。ゆっくりと、歳をとりたいところです。
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ダルマ舎さんの家族が、長崎にそのルーツをもって... (フーゲツのJUN)
2008-08-10 16:47:39
ダルマ舎さんの家族が、長崎にそのルーツをもっているなんて知りませんでした。
世間は狭いものです。もっとも、ボクの場合は市内も市内、丸山遊廓街の真上でしたから、遊ぶ金も持ち(それこそ家庭を壊す位の)、遊び盛りだった父がうらやましかったかもしれません(笑)。
おかげで転々とし、ボクにとってのはじまりは故郷喪失だったかもしれません。
ボクはこれからも、長崎には行くと思います。なんらかのつながりを過去にもった旅人として……。

夏の名残りにいい旅を!
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叔父と長崎大学病院で看護婦をしている従姉妹と、... (ダルマ舎)
2008-08-11 00:30:45
叔父と長崎大学病院で看護婦をしている従姉妹と、思案橋で飲んできました。あの一帯、まるで歌舞伎町ですね。
長崎に昔あったジャズ喫茶、マイルスだったか??
修学旅行のついでに、行ったことがありました。
叔父は長崎は景気が悪いと言っていましたが、いい街ですよね。
アウシュビッツで身代わりになって餓死したコルベ神父の絵葉書を2枚買ってきましたから、今度あげますよ。
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思案橋はいま川が埋め立てられていますが、まさし... (フーゲツのJUN)
2008-08-11 23:56:29
思案橋はいま川が埋め立てられていますが、まさしく俗世と歓楽街とを橋渡しするマージナルな場所??「ここが、思案の思案橋」だったらしいです。たしかに、丸山あたりは歌舞伎町のようです。
長崎では残念なことに、ジャズを聞く年齢までいなかったのです。
一家離散して各地を転々として東京に辿り着くのです。
北島康介が中学の後輩だとわかってビックリしました。ただそれだけですが……。

コルベ神父ですか。写真をいただきたいですね。
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