超人日記・作文

日々の随筆の合間に、短歌や俳句も登場します。

歳時記俳句・遠列車

2024-07-16 00:03:02 | 自作俳句
梅雨晴れや庭の千草も目を覚まし
木漏れ陽の避暑地眩しき銀葉樹
青茂み抜けて広がる夏の星

流水に岩洗われて日々涼し
冥界の蜜ぎっしりと夏巣箱
機関士の乗り込み始め夏列車

この夏にまた一人去る遠列車
硝煙を撒いて大輪 揚げ花火
梅雨空の合間を縫って古本屋

屏風から抜け出た様な燕子花
公民館裏に午睡の蓮の池
夕暮れの眺めに光る金糸梅

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